2020年3月6日金曜日

2020 インディカー・フォトレポート 3月3日セブリングテスト

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
3月初旬でもフロリダ半島中央部の空は真夏のそれに近かった。セブリング・インターナショナル・レースウェイは元々は飛行場。今もコースの隣りに飛行場機能があって、今回は大型ジェットが駐機されていた。もう20年近く前、ベントレーがセブリング12時間レースに出場した時、ヨーロッパから招いたVIPを大西洋岸のパーム・ビーチ辺り(100マイルほど東)の高級ホテルから毎日この飛行場までプライべート・ジェットで送り迎えしてたなぁ。


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ピット・ロードの反対側にチームのトレーラーを置いていたのはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、エド・カーペンター・レーシング、カーリン、ドラゴンスピード。どのチームもセッティング用パッドをトレーラーの真横に設置。この日は他にチーム・ペンスキー、AJ・フォイト・エンタープライゼス、マクラーレンSPもテスト=合計13台。前日にはアンドレッティ・オートスポート、チップ・ガナッシ・レーシング、デイル・コイン・レーシングら15台が走行。つまりは、ほぼ全チームがこ2日間にセブリングを走り込んだということ。エントラントたちが開幕前に絶対に必要と考えるテストなのだから、インディーカー主催の合同テストは寒くてどうしようもないサーキット・オブ・ジ・アメリカスやバーバー・モータースポーツ・パークでやるのではなく、ここセブリングで行うのがロジカルだ。コース長もピット・ロードも20台以を一斉に走らせるのは難しい短さなのは事実。以前やったように、2グループに分けて1日ずつ(あるいは2日ずつでも取材する我々は4日連続になるけど)というパターンがベターと思う

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今年も琢磨担当レース・エンジニアはエディー・ジョーンズ。元々はレーシング・ドライバーで、エンジニアに転身してからチーム・グリーン、アンドレッティ・グリーン・レーシング、アンドレッティ・オートスポート、KVレーシング・テクノロジーで活躍、2012年からRLLで働いている。琢磨と3シーズン連続のコンビ。二人の息はぴったりだ。グレアム・レイホールの担当はアレン・マクドナルド。F1のブラバム&アロウズで活動した後にCARTシリーズのパックウェストで働くことになって渡米。以来、アンドレッティ・オートスポート、シュミット・ピーターソン・モータースポーツ、エド・カーペンター・レーシングなどで多くの勝利に貢献して来たイギリス人だ。そして、2台(レースによっては3台)を統括するテクニカル・ディレクターを務めるのがトム・ジャーマン。ブリヂストン/ファイアストンのエンジニアだった彼は、パトリック・レーシング入りしてチームのレース・エンジニアに。その後、チーム・ペンスキー、アンドレッティ・オートスポートなどで活躍し、2017年にRLLへとやって来た。これら3人のエンジニアたちは全員がインディ500での優勝経験を持ち、シリーズ・タイトルも獲得して来ている。


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