2019年9月20日金曜日

2019 R17 ファイアストン・グランプリ・オブ・モントレー:ラグナセカでテスト開催=コルトン・ハータが最速

タイヤ5セットのアドバンテージを生かしてハータがトップタイム Photo:Stephen King
天候:晴れ
気温:18~21℃

15年ぶりのラグナ・セカでのインディーカー開催
 カリフォルニア州モンテレー郊外のラグナ・セカ・レースウェイでインディカーのレースは開催されるのは、2004年以来になる。当時の主催者団体はチャンプカーだった。
 その最後のレースで優勝したのは、カナダ出身のパトリック・カーペンティア。そのレース出ていて今も現役なのが、セバスチャン・ブルデイ(現デイル・コイン・レーシング)、ライアン・ハンター-レイ(現アンドレッティ・オートスポート)。それ以前にラグナセカを走っていて今も現役のドライバーにはスコット・ディクソン(現チップ・ガナッシ・レーシング)、トニー・カナーン(現AJ・フォイト・エンタープライゼス)、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキーでインディ500などスポット参戦)がいる。


テストセッションは実に6時間!
使用タイヤはベテラン4セット、ルーキーは5セット

 名物コーナーのコークスクリューを持つ全長2.238マイルにほとんど変化はなし。しかし、大半のドライバーがインディカーでの走行経験を持たないことから、レースウィークエンド直前の木曜日がテストデイとされ、6時間もの走行時間が与えられた。今年度のチャンピオンを決定する最終戦とあって、主催者のインディカーとしては出場全チームが入念な準備を整えられる環境を提供した。テスト用タイヤは、ベテラン勢が4セット、ルーキーたちは5セットだった。
 快晴の下のテストはスタート。午前中のトップタイムはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の1分11秒0996だった。2時間の走行ではトップ5をホンダ勢が占めた。

ルーキーのハータ、午後の走行でトップタイム


Photo:Joe Skibinski
 午後も快晴だったラグナセカ。使えるタイヤが1セット多いルーキーたちが奮闘を見せた。最終的にトップタイムをマークしたのは、午後に44周を走り込んだコルトン・ハータ。19歳のルーキーは1分10秒0720という、2番手に0.4663秒もの差をつける見事なラップをマークした。
 「すべて順調。プログラム通りに予選とレースに向けたセッティングを進め、ベースラインを作り上げることができたと思う。多くのトライをして、良いセッティングと悪いセッティングを見極めることができた」とハータは話した。

ポイントリーダーのニューガーデンは4番手とまずまず


           
 チャンピオン争いのトップにいるジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は午後61周を走り、1分10秒6404で4番手につけた。仕上がりはまずまずと言ったところか。
 ポイントランキング2番手にいるアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、午後のセッションで9番手と、今ひとつ上位に食い込めていない。ベスト・ラップは1分10秒8231だった。

佐藤琢磨、午前午後トータルで23番手


Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は1分12秒3290で午前中は19番手。午後は1分10秒11秒4138にまでベストを縮めたが、ポジションは23番手。「あまり良くなかった。でも、チームメイトのグレアム(・レイホール)が良かったから、明日はそちらのセッティングを進めて行くことになると思います。自分たちは途中で一度マシンの感触が良くなった時があったので、そこからもう一踏ん張りしてみようということとなったのですが、そのセッティングは結果的にあまり良くはなかった。何が悪いのかが幾つかわかったし、良いものもあった」と語った。

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