2014年8月24日日曜日

2014 INDYCAR レポート 第17戦ソノマ Day1 プラクティス1:肌寒さを感じる中、ハンター‐レイがトップタイムをマーク

Photo:INDYCAR (Chris Jones)
8月23日 プラクティス1
天候:快晴
気温:18℃

予想どおり、事前テストを行ったメンバーが上位に

 空は快晴。しかし、気温は肌寒さを感ずるものだった。ソノマらしいコンディションで今年もプラクティス1は行われたのだ。そして、最速ラップはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が記録した。走行開始から4周目に彼は1分17秒7150を叩き出した。

 午前10時にプラクティスが始まっても、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)、そしてハンター-レイの4人はインストレーション・ラップを行っただけでピットで待機した。他車が走り込
んで路面ができあがるのを待っていたのだ。
 

 2デイ・イベントとなったために予選前にプラクティスは2回。どちらのセッションも45分間だ。その貴重なプラクティス・タイムが25分が経過したころ、彼らはようやく走行を始めた。そして僅か3周目にしたハンター-レイは18秒1374を出してトップに立ち、次の周には1分17秒7150へと更にスピード・アップしてみせたのだ。
 2番時計はハンター-レイより更に走り始めるのが遅かったディクソンだった。彼の場合は3周目に1分17秒9067をマークして見せたが、次の周が1分17秒8990と短縮幅がごく小さいものに終ったため、0.1840秒差で2番手に甘んずることとなった。
 3番手は上記の4人より少し早くコース・インしていたトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)の1分18秒1895。4番手はカストロネヴェスの1分18秒2732。5番手はパワーの1分18秒4046。6番手はライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング)の1分18秒4063。7番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)の1分18秒5220。8番手はジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)と、事前テストを2週間ほど前に行なった面々が予想されていた通りに上位に並んだ。

事前テスト不参加組ではブルデイがトップに

 事前テストに参加しなかった中でのトップはセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)による9番手=1分18秒5948。10、11、12番手にテスト組(当人が参加していなくてもチームが参加していた)のマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)、チャーリー・キンボール(チップ・ガ
ナッシ・レーシング)、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)が続き、ノン・テスト組の2番手としてセッション13番手に佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が1分18秒8442のベストでつけた。琢磨は11周を走り、8周目に自己ベストを記録した。
 「同じコンディションで走っていた中では上位のラップ・タイムを出せていました。マシンは走り出しから良いセッティングになっていると感じている」と琢磨は走行後に語った。AJ・フォイト・エンタープライゼスのロードコース用セッティングは進歩を遂げているようだ。


パジェノー、走り出しは16番手

 シリーズ・ポイント3番手につけているシモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)は、22台出走中の16番手とスタート・ダッシュに失敗した。果たしてかれはこの不利を覆すことができるだろうか。ベストは1分18秒9928のベストと、トップのハンター-レイとの間には1秒2778もの差がある。もちろん、パジェノーがベストを記録したタイミングではまだ路面のグリップが低い段階だったから、ラップ・タイムだけでマシンの仕上がり具合を判断することはできないが……。プラクティス2は午後1時15分に始まる。
以上


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