2021年5月15日土曜日

2021 INDYCARレポート R5 GMRグランプリ Day1 プラクティス2:プラクティス2のトップはジョセフ・ニューガーデン

スナップオンのスペシャルカラーをまとったニューガーデンがこのセッションのトップにPhoto:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

ニューガーデン、9秒3323でトップタイム

 気温が22℃、路面は43℃まで上がった午後のプラクティス2では、セッション終盤にほぼ全車がソフター・コンパウンドのレッド・タイヤで走行。最速ラップはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)の1分09秒3323だった。彼は昨年秋にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)ロードコースで行なわれたダブルへダーの1戦目で優勝している。

Photo:INDYCAR(Forrest Mellot)クリックして拡大

プラクティス1から速いヴィーケイ、2番手に
3番手はパワーでシヴォレーが1‐3位をスウィープ

 2番手はそのニューガーデンが勝ったレースでキャリア初ポール・ポジションを記録していたリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)の1分09秒4020で、3番手はIMSのロードコースで最多の4勝を挙げているウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の1分09秒4747だった。シヴォレーの1−2−3で、マイク・マクロクリン(チーム・ペンスキー)も1分09秒5514で5番手に食い込んでいた。IMSロードコース3勝のシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー))は1分09秒7379で8番手だった。ペンスキー勢は4人ともトップ10入りをしたということ。

ホンダ勢は最上位からハータ、ハーヴィー、グロジャン

 対するホンダ勢は、プラクティス1の直後に2年の契約延長を発表したコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)が1分09秒4999で4番手。ジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング)が1分09秒6190で6番手、ロマイン・グロジャン(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)が1分09秒6214で7番手だった。
 そして、9、10番手はアロウ・マクラーレンSPのパト・オーワード、フェリックス・ローゼンクヴィストだった。

Photo:INDYCAR(Walter Kurn)クリックして拡大

 ヴィーケイはプラクティス1が3番手でプラクティス2が2番手と最も安定して速い。
 次がニューガーデンのプラクティス1=4番手、プラクティス2=トップ。ハーヴィーもプラクティス1が2番手、プラクティス2が6番手と安定している。
 さらに、ハータがプラクティス1が6番手でプラクティス2が4番手。マクロクリンもプラクティス1が7番手でプラクティス2が5番手。そして、グロジャンもプラクティス1が5番手、プラクティス2が7番手。これらが2セッション続けて上位に並んだ顔触れだ。

ロッシ、プラクティス2では不発

 逆に、プラクティス1でトップだったアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がプラクティス2では11番手止まり。昨年6月のIMSロードコース戦ウィナーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)はクラッチ・トラブル発生でセッション終盤を走れず、レッド・タイヤも試せずで、23番手に終わった。
 開幕戦バーバー・モータースポーツ・パークのウィナー、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)はプラクティス1をトラブルで走れず、プラクティス2でのポジションは13番手だった。

佐藤琢磨、ベストをマークするも20番手に

Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はレッド・タイヤで今週末の自己ベストとなる1分10秒1355をマークしたが、順位は20番手だった。チームメイトのグレアム・レイホールも16番手と振るわなかった。

 ルーカス・オイル・カラーのカー・ナンバー86で出場しているファン・パブロ・モントーヤ(アロウ・マクラーレンSP)は、ロードコースでのインディーカー・レースに出場するのが2017年のGMRGP以来と超久しぶり。まだ感覚を取り戻し切れていないのか、プラクティス1が21番手、プラクティス2が25番手だった。

Photo:INDYCAR(Carl Zemlin)

 GMR GPでドライヴァーもクルーもウォーム・アップしてインディー500を迎える……というスポット参戦のスタイルが採用されるケースは多く、モントーヤもそのパターン。チャーリー・キンボール(AJ・フォイト・エンタープライゼス)も同様。ただし、エリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)はそうしていない。

 マックス・チルトン(カーリン)はセイント・ピーターズバーグでの第2戦終了後にイギリスに帰国したところ、GMRグラン・プリ向けにアメリカに戻ろうとしたら、ヴィザ関連に支障があって入国できず。代役を立てての出場……としないのだろうか?

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