2012年4月1日日曜日

ジャック・アマノのインディーな1日:資産家が情熱で造り上げた超ド級サーキット。バーバー・モータースポーツ・パークってこんなところ


Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

 今日は朝から天気がいいので、ヘリを飛ばしてコースの撮影をしてみた……ってのはもちろんウソで、プレスルームに飾ってあった空撮写真を撮った。

 見ての通り、緑いっぱいのキレイなコース。ツィスティでこぢんまりまとまってる感じ。リズミカルに、流れるように走ることが求められるレイアウトだ。写真では、感じ取りにくいけど、アップ&ダウンもかなりある。地形を上手に活かして作られている。ゲートを入ってからサーキットが見えるまで1マイル=1.6kmもある……実にケタ外れのスケールで造られてます、バーバー・モータースポーツ・パーク。
 このコースは、ジョージ・バーバーさんという個人が造ったもの。彼は2輪、4輪のレースに大きな情熱を持つ資産家で、「ベストのサーキットを造る!」と私財を注ぎ込んだ。このコースの素晴らしさは、ポルシェがスポーツドライビングスクールを開くことになったことが証明している通り。 

 バーミンガムはバーバー氏の地元。そんなに大きな都市ではないけれど、その近郊の、交通の便が良いところにある。隣りの州の大都市、アトランタもさほど遠くはない。コースはインターステイト(州をまたぐ高速道路)20を降りてすぐ。サーキットの敷地内、コースのすぐ横には膨大な数のレーシングモーターサイクル(860台以上!)、レーシングカー群を展示する巨大ミュージアム(写真の手前側の白い建物)もある。飾ってあるのは、全部バーバーさんのコレクションだというから驚く。

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