2016年5月12日木曜日

2016 INDYCARレポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オブ・インディアナポリス:移動日にフラット・タイヤ

インディアナポリス入りした水曜日、思わぬトラブルに

 オハイオ州クリーヴランド近郊の友人宅からクルマを借り出し、インディアナへせっせと移動。今日は水曜日。
 ミッド・オハイオ・スポーツカーコースを越え、コロンバスも朝のラッシュ前に抜けた頃、アメリカならではのスーパー豪雨に襲われた。短時間だったけど、その雨量たるや尋常じゃなく、ハイドロ・プレーニング現象が起きないかとヒヤヒヤ。反対車線では、スピンして反対側を向き、交通渋滞を巻き起こしているクルマがあった。


 5時間弱でインディアナポリス・モーター・スピードウェイに到着。パーキング・パスを受け取って一安心したところで、タイヤの空気圧をチェックした。去年は釘踏んだりでパンクが2回もあったので、今回はオハイオを出る前にキッチリ空気を入れといた。するとビックリ! 右フロントのエアが激減し、サイドウォールがたわんでいた。またしても!!
 クルマを自力で少しずつ押し、トレッドに異物がないかと探していたら、開けっ放しにしておいた運転席側のドアがパタン……鍵を綴じ込んでしまった……エンジンかかったままで。
 すかさずAAAに電話をすると、3~40分で救援到着。待つのは長かったけど、ドアはものの3分で開いた。太目の針金と、窓の隙間に入れた袋に空気を送り込んで空間を作るスペシャル・ツール使用。
 ついでにタイヤに空気も入れてもらい、タイヤ・ショップの場所を尋ねると、高速手前にグッドイヤーとファイアストンがある、と。インディーカー・レポーターとして、当然ファイアストンをチョイス。新品のファイアーホウク・インディー500を装着できると思ったら、合うサイズの在庫がなく、リペアのみ。お代は30ドル。
 
なんと、ファイアストンのショップは!!

 驚いたのは、昔、このショップってマリオ・アンドレッティと彼の双子の兄弟アルドがオーナーだった……と今日届いたファイアストンのプレス・リリースに書いてあったこと。なんたる偶然!! 今日、1976年F1イン・ジャパンのウィナーとなって私の憧れの存在となったマリオ様にはスピードウェイの駐車場で遭っていた。これまたすごい偶然。
 ということで、今年のインディー500では、佐藤琢磨の次に、マリオの孫のマルコ・アンドレッティの優勝を祈願することにします。父マイケルの果たせなかった夢を第100回大会で達成……ってストーリーとしての収まりもいいし。


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