2016年5月6日金曜日

ドミンゲス、8年ぶりのインディー500参戦を表明

 第100回インディー500では予選でバンプ・アウト合戦が見られるかもしれない。33グリッドに対して34台以上がエントリーする可能性が出てきた。

  CARTシリーズでの優勝経験を持つメキシコ人のマリオ・ドミンゲス(40歳)が、第100回大会への参戦意欲を表明。ただし、彼がインディーカーに最後に乗ったのは2008年と随分昔なので、パフォーマンスに不安がアリ、マシンもエンジンも確保できない可能性もある。しかし、彼が交渉しているのはホンダ・エンジン使用でIMSAシリーズを戦うマイケル・シャンク・レーシング(MSR)なので、ホンダ・エンジンが供給される可能性は残されている。このMSRがギャビー・シャヴェスを起用してインディーに出てくる話は、残念ながら消滅となった可能性が高い。


サーヴェドラ、AFSレーシングからの出場取りやめに

 バディ・ラジアのインディー500参戦は今年も実現しそう。1996年インディー500ウィナーだが、こういうカタチでの参戦を続けることにどれだけの意味があるのか……。
  コロンビア人ドライバー、セバスチャン・サーヴェドラのAFSレーシングからのエントリーは、急遽取り止めになったようだ。サーヴェドラの父がつい最近亡くなったことと、このことに関係があるのか……は不明。チーム・オーナーのゲイリー・ピーターソンは、KVレーシング・テクノロジーとチップ・ガナッシ・レーシングとの提携でことごとく満足の行かない扱いを受けたというのに、今もどこかオペレーションを担当してくれるチームを募集中で……。

シャヴェス、デイル・コインの4台目で出場のうわさも 

 女性によるチーム=グレース・オートスポートは、まだ参戦を諦めていないことがわかった。キャサリン・レッグは、沈み行く船から逃げ出したネズミのように、ロングビーチで他チームからの出場を物色していたが……。

  女性ドライバーといえば、ピッパ・マンが今年もデイル・コイン・レーシングからの出場を実現させそうだ。DCRはコナー・デイリーとブライアン・クロウソンのエントリーが確定。3台目がマンで、ルカ・フィリッピが開幕4戦で乗ってきている19号車は、フィリッピもしくはオーストラリアのジェイムズ・デイヴィソンの手によってインディー出場となりそう。そして、その最後の4台目はシャヴェスも候補らしい。2015年インディー500ルーキー・オヴ・ザ・イヤーを是非とも出場させたいと考えているグループが世の中にはあるようだ。デイル・コインというチームとして好成績が期待できるドライバー、そして、エンジン・サプライヤーのホンダが最も歓迎できるドライバー……はシャヴェスと思われるが……。

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