2016年5月13日金曜日

2016 INDYCAR レポート R5 アンジーズ・リスト・グランプリ・オヴ・インディアナポリス Day1 プラクティス2:午後の最速はスコット・ディクソン

初日総合でトップタイムとなったディクソン。「今日の結果は明日の指標にはならない」と本人は相変わらず冷静。 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 
ディクソン、午前のパワーのラップタイムを更新し本日最速!

 雨の予報は外れ、午後のプラクティス2も全面ドライ・コンディションで行なわれた。雨はセッション終了後、30分ほどで降り出した。
 プラクティス2も時間は75分間。気温は、午前が23~25℃で、午後は24~25℃とほとんど変わらず。午後の方が雨雲接近でなのか風が強く吹いていた。


 プラクティス2の最速はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が出した1分9秒8281だった。昨年ウィル・パワーによって記録されたコース・レコードには届いていないが、今朝のパワー(チーム・ペンスキー)による最速ラップは上回り、ディクソンが今日の最速ランナーとなった。午前は6番手と控え目だったが、午後に一気にトップに躍り出た。

安定した速さを見せるレイホール、午前午後ともにトップ3をキープ


 2番手はポイント・リーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)=1分9秒9894。
 3番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=1分9秒9896。
 レイホール、今週も孤軍奮闘中だ。両セッションでトップ3は彼だけ。シボレーのトップ2は許したが、トップ3スウィープを阻止。素晴らしい。




ホンダ勢で唯一9秒台に入れるパフォーマンスを見せたレイホール Photo:INDYCAR (Matt Fraver)
 ただし、2セッション総合となると、シボレー軍団がディクソン(午後のタイム)、パワー(午前)、パジェノー(午後)の順でトップ3に並ぶ。レイホールは4番目にランクされる。それでも、彼らのパフォーマンスは見事と言うしかない。

 午後の4番手はチャンプカー王座4回獲得のセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)。相変わらずの速さ。今日の総合で5番手。ここまでが1分10秒の壁を突破したドライヴァーたちだ。
 レイホールに続く奮闘を見せたのはロシアン・ミサイル=ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。新スポンサー、さっき別項でヴームって書いちゃいましたが、ドゥームでした、スミマセン。Vに見えちゃってね、Dが。オンライン・ゲームとかの会社……てかブランドらしい。アレシンは今日の6番手。

 午後の7番手で今日の7番手ともなったのが、ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)。午後の自己ベストは1分10秒0741。
 午後の8番手で今日の8番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。午後の9番手で今日の9番手はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)=1分10秒1696。10番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1分10秒1933。
 ホンダ勢は、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングがトップで、次はシュミット・ピーターソン・モータースポーツ。アンドレッティ・オートスポートは今日の3番手となった。

佐藤琢磨、タイムは向上したが午後は21番手、総合では23番手にとどまる
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は21番手と苦戦中。午前中よりタイムは速くなったが、今日の2セッション総合だと23番手で、後ろに3人しかいない。
 チームメイトたちは、アレックス・タグリアーニがなんと(!)19番手=1分10秒5106でチーム内のトップに。ジャック・ホウクスワースは朝より遅くなったこともあって、23番手。
 意外や、今日の総合でトップ10に入れなかった面々は……エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)=11番手。トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)に至っては、24番手。
以上

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