2016年10月6日木曜日

2016 INDYCAR ニュース 10月5日:ニューガーデンとペンスキーが契約

インディーカー・キャリア6年目のシーズンをペンスキーで迎えることになったニューガーデン。待望のアメリカ人ペンスキー・ドライバーの誕生でファンの期待も高まる Photo:INDYCAR (Chris Owens)
ニューガーデンのカーナンバーは「2」!

 チーム・ペンスキーは、2017年の彼らのライン・アップにジョセフ・ニューガーデン(25歳)を加えることを発表した。彼が乗るマシンはカー・ナンバー2というのだから、ファン・パブロ・モントーヤは放出という意味だろう。契約年数については明らかにされていない。

2016シーズンのトップ4がペンスキーに結集

 2016年のチーム・ペンスキーはシモン・パジェノーがチャンピオンに輝き、ウィル・パワーがランキング2位で、エリオ・カストロネヴェスがランキング3位だった。チーム創立50周年という記念すべきシーズンにシリーズのトップ3を独占して見せたワケだが、ランキング4位に食い込んだニューガーデンを獲得。2016年のトップ4を擁するチームとなる。ニューガーデンはチームで唯一のアメリカ人ドライバー(2013年のAJ・アルメンディンガー以来)で、もちろん、チーム内で最も若いドライバーともなる。

「ドライバーとしてだけでなく対スポンサーの魅力もぬきんでた存在」

 2011年にインディー・ライツでチャンピオンになったニューガーデンは、2012~2014年はサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングで走り、2015年はCFHレーシング(フィッシャーのチームがエド・カーペンター・レーシングとジョイント)で走り、フィッシャーらの経営離脱によってエド・カーペンター・レーシングのドライバーになった。カーペンターとのジョイント・チームで走り出した2015年にキャリア初となる優勝をバーバー・モータースポーツ・パークで記録し、トロントで2勝目をマーク。2016年はインディーカーでの5シーズン目だったが、テキサスでの骨折する事故に遭いながらアイオワで完勝(=オーバル初勝利)し、年間ランキング4位もキャリア・ベストの4位となった。
 ロジャー・ペンスキーは、「ジョセフはドライバーとしての能力も、対スポンサーという点での魅力でも抜きん出た存在だ。私たちは常に将来に目を向けており、彼と話をした結果、自分たちのチームに相応しい人物だと確信した。彼は勝利、そしてチャンピオンシップに対してハングリーだし、彼にそれらを実現するチャンスをチームとして与えたい」と歓迎の言葉を述べた。

ペンスキー入りで希望に燃えるニューガーデン
だがインディーカーにとってペンスキー独占状態は良いことなのか!?


 「レーサーなら誰でもチーム・ペンスキーで走るのは夢だ。ロジャー・ペンスキーはレース界では伝説の人物で、彼のチームは挑戦したシリーズで必ず好成績を残して来た。彼らのチーム、そしてチームのパートナーたちとの仕事を楽しみにしている。サイモン、ウィル、エリオと走ることも楽しみだ。それは僕がより良いドライバーとなるのを助けてくれるに違いない」とニューガーデンは抱負を語っている。
 ランキング・トップを1チームが独占……。こんなことを許していていいのか! 2016年に16戦10勝を挙げたチームが2017年には更に多くの勝ち星を挙げる?? そんなツマラナい事態にならぬようライバル勢には大いなる奮起を期待したい。特に、アンドレッティ・オートスポート!!
以上

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