2025年8月21日木曜日

2025 INDYCAR レポート:アレックス・パロウ、チップ・ガナッシ・レーシングの17回目のインディーカー・シリーズ・チャンピオンシップを獲得 CGRにとって通算24個目のタイトル(CGRのプレースリリースより)

 

Photo:Chip Ganassi Racing

 アレックス・パロウは、オレゴン州ポートランドでも今シーズンのこれまでと同じように、歴史の書き換えようとする驚くべきチャージを見せ、キャリア4回目のシリーズ・タイトル獲得を決定させました。彼の今シーズンは、”地球上最速のレース”であるインディーカー・シリーズにおいて、すでに歴史に残る偉大なものとなっています。
 オレゴン州のポートランド・インターナショナル・レースウェイで開催されたグランプリ・オヴ・ポートランドにおいて、カー・ナンバー10を纏うDHL・チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダを駆ったパロウは3位フィニッシュし、2025年シーズンがまだ2レースを残している状況で、ライヴァル勢が逆転不可能な差を築き上げるに十分なポイントを稼ぎました。
 パロウは今シーズンすでに8勝を挙げており、あと2勝でインディーカー・シリーズにおける1シーズンでの歴代最多勝=10勝に並びます。それは、この55年間達成されていない記録です。パロウには、ザ・ミルウォーキー・マイルとナッシュヴィル・スーパースピードウェイで開催される残り2レースでそれを達成するチャンスが残されています。
 ポートランドでのタイトル獲得を決めた時点でのパロウの年齢は、28歳と131日。インディーカー史上で最も若くして4度のタイトル獲得を実現しました。セバスチャン・ブルデイは28歳と235日、AJ・フォイトは29歳254日での達成で、パロウ以外では彼らふたりだけが20歳代で四度王座に就いたドライヴァーとなっています。

2025年8月19日火曜日

2025 INDYCAR レポート:アレックス・パロウ 2025年チャンピオンシップ記者会見@ポートランド チーム・オーナーのチップ・ガナッシ、 チーム・マネジャーのマイク・ハルも同席

 

Photo:Chip Ganassi Racing

 

―― アレックス・パロウは今日のレースで3位フィニッシュし、2025年NTTインディーカー・シリーズ・チャンピオンとなりました。3年連続、4回目のタイトル獲得です。チャンピオン・ハットの被り心地は?


アレックス・パロウ:デザインも書いてあることも気に入ってます。いい感じで自分にフィットしています。タイトル獲得を決定できて本当に喜んでいます。今年の自分たちは目標をふたつ設定していましたが、そのうちのひとつをこうしてまた達成でき、3年連続チャンピオンになれました。いま僕の両隣りにいいるふたりが素晴らしい仕事をし、凄い能力を発揮するチームを作り上げてくれました。そのおかげで僕はどのレースでも勝つチャンスが与えられ、どの年もチャンピオンを目指した戦いを行うことができています。

 本当に素晴らしい時間が続いて来ていますが、今年は奇跡的という表現さえ超えるものになっています。インディー500で勝ち、その上で更に多くの勝利を重ねて来ました。今日も勝ちたいと考えており、コース上で全力を尽くしました。残念ながら望んだ通りの結果とはなりませんでしたが、それでも本当にハッピーです。