2013年8月4日日曜日

2013 INDYCARレポート 第14戦 ミド-オハイオ Day2 プラクティス3: キタ〜ッ! ジョセフ・ニューガーデン=プラクティス3最速 佐藤琢磨は2周でコース・オフ=今週2回目の最下位

 昨晩から今朝にかけて強い雨が降ったミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コース。路面のラバーは完全に流れ去り、朝方にはUSF2000、インディーライツの走行があったが、午前10時半のインディーカー走行開始時、グリップ・レベルはかなり低いままだった。
 それでも佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は走行を始めるしかなかった。路面のグリプ・レベル云々より、まずはギヤボックスが正常に作動しているか、そして、自分たちの新しいセッティングの善し悪しを確認する必要があったためだ。金曜の2セッション両方でギヤボックス・トラブルを経験した彼らは満足に周回を重ねることができていないのだ(水曜のテストでは走り込みができたが・・・)。
 しかし、その評価を始めたばかりのところで琢磨はコース・オフ。マシン左後部にダメージがあり、最初のタイムド・ラップ=1分15秒台が彼のセッション・ベストとなった。これでは最下位になっても仕方が無い。
 インディーライツの予選の前から雨は一切降っておらず、路面はセッション開始からフィニッシュまでドライのまま。終盤にはグリップ・レベルがかなり上昇し、ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)が1分6秒6536をマーク。予選前のセッションでのトップとなった。
 2番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)の1分6秒7244。3番手はEJ・ビソ(アンドレッティ・オートスポート)の1分6秒7339だった。
 昨日最速だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は12番手で、昨日の2番手だったスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は7番手。エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は8番手だった。
 ダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は20番手で、昨日5番手と奮闘していたルカ・フィリッピ(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ-アガジェニアン)は21番手だった。

 トップだったニューガーデンのラップタイムから見て、今朝の路面コンディションは決して良くなかったことは明らか。午後の予選で路面がどこまで良くなるのかは想像しにくいが、今朝の速さがそのまま予選にストレートに現れるかどうかに注目だ。路面を追いかけることに躍起になり過ぎては、意味がない。このプラクティスの後には、ツーリングカーのレースとインディーライツの予選がある。水曜のテスト、昨日のプラクティス2回、そして今日のプラクティス・・・と多くのコンディションで集めたデータから予選での路面に最もマッチしたセットアップ、それもグリップの高いオプショナル・タイヤ装着でベストのパフォーマンスを発揮するセットアップを見つけ出すことが各チームには求められる。

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