2014年10月30日木曜日

2014 INDYCAR ニュースレポート メールマガジン・プレミアム 10月29日:AJフォイト・エンタープライゼスは2カーで2015年シーズンに臨む

記念写真に納まるAJ・フォイトと琢磨、ホウクスワース、ラリー・フォイト Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
佐藤琢磨とホウクスワースの2台体制が確定
ABCサプライは2016年までこの体制をサポート


2014年10月29日、テキサス州ウォーラー発。AJフォイト・レーシングは2台体制で2015年インディーカー・シリーズに参戦します。ドライバーは、No.14カーにはチーム加入3年目となる佐藤琢磨を、そしてNo.41カーには昨年インディーカー・シリーズにデビューしたジャック・ホークスワースを起用します。

 エンジンはいずれもホンダ。スポンサーは2台ともにABCサプライが務めるとともに、チームはインディアナポリス・モーター・スピードウェイ近くに新たなレース・ショップ(ファクトリー)をオープンすることになりました。なお、2015年はABCサプライがAJフォイト・レーシングのメインスポンサーになってから10年目にあたります。ABCサプライは2台体制のAJフォイト・レーシングを2016年までサポートすることを決めています。


ホウクスワースと琢磨。今シーズン、ルーキーとは思えない安定した走りを見せたホウクスワースと琢磨のコンビネーションに期待は高まる  Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
 佐藤琢磨 「ウィンターテストが始まるのを待ちきれない!」
 
「AJ フォイト・レーシングが2台体制になるというのは本当に素晴らしいニュースだと思います。体制の強化には大賛成ですし、ジャックのチーム加入についても歓 迎します。6シーズン目となるインディカー・シリーズへの参戦に向けて大きな期待を抱いているほか、同じチームと3シーズン続けて挑戦できることにも喜び を感じています。エンジニアのドン・ハリデイやチームクルーはこれまでと同じ顔ぶれなので、いままで学んできたことを生かして力強く戦っていくことが期待 できるほか、様々な面で自信が得られると考えています。

 僕たちは、これまでにも何度か大きな成功を手に入れてきましたが、さらに前進しなければなりませ ん。これは、モータースポーツの世界ではごく自然な考え方です。チームが2台体制になれば、この流れは一層加速されるはずです。現在、インディカー・シ リーズではコースを走行できる時間がとても限られていますが、やらなければいけないことは山ほどあります。しかも、来シーズンからは新しいボディワークの 使用が認められます。質の高いテスト走行を行い、走行時間を最大限活用するには複数台体制が不可欠です。いまはウィンターテストの始まるのが待ちきれな い気分です!」

ラリー・フォイト 「ついに2台体制を実現することができた」 


「チー ムが2台体制になることでどれほど私が喜んでいるか、とても言葉では表現できません。これは私がずっと目標としてきたことですが、ついに実現することがで きました。いま私に言えることは、早くも特別でとても忙しいオフシーズンになっているということです。AJフォイト・レーシングのプログラムに長年サポー トを続けてきてくれたABCサプライには、どれほどお礼の言葉を申し上げても十分ということはありません。彼らに支援していただけるようになってからの約 10年が、どれほど早く過ぎ去ったことか! これまでにはいい時も悪い時もありましたが、ABCサプライは一貫して私たちを支援してくれました。そのことは2015年シーズンの結果にしっかりと表れ るはずです。佐藤琢磨とドン・ハリデイのコンビとまた一緒に仕事できることにも喜びを感じています。No.14のマシーンを駆る琢磨が、どのレースでも勝 てる実力があるドライバーであることは私たちもよく承知しています。ですから、過去数年間でともに学んだことをフルに活用し、新しいシーズンに挑戦するこ とが楽しみで仕方ありません。
 将来、スーパースターになることが期待されているジャック・ホークスワースをチームに迎え入れられることも、私がエキサイ ティングに感じている理由のひとつです。ジャックと若いエンジニアのポール・プラドスもまた、素晴らしい成績を残してくれることでしょう」

琢磨とAJ.フォイト 念願の2台体制実現に笑顔 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
AJフォイト 「来年が最高のシーズンとなることを期待している」

「ここしばらくはやっていませんでしたが、私にとって2台体制は目新しいものではありません。ただし、十分な人員とサポートが得られない限り2台体制にしてはいけないと、私はこれまで言い続けてきました。いま、私たちは勝利を愛してやまないふたりのドライバー——その気持ちは私に優るとも劣りません——を獲得するとともに、これまで10年近くにわたってチームを支援してきてくれたABCサプライのサポートを得ることができました。来年が最高のシーズンになることを心から期待しています」
以上

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