2016年1月29日金曜日

2016 INDYCAR ニュース 1月28日:CFHレーシングはエド・カーペンター・レーシングに

石油価格暴落がCFHレーシングを直撃

 エド・カーペンター・レーシングとサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング、ふたつのシングルカー・チームが合併し、2カー・チームとして2015年シーズンへとエントリーしたCFHレーシングは、ジョセフ・ニューガーデンによって2勝を挙げるという大きな成功を収めた。ところが、その直後のシーズン・オフの間に共同チーム・オーナー3人のうちの2人、サラ・フィッシャーとウィンク・ハートマンが組織を離れることとなった。ハートマン・オイルを経営するハートマンは、このところの石油価格暴落によってレース活動への関与を続けられなくなり、オーナーとしてのシェアが最も小さかったフィッシャーも要職を離れざるを得なくなった模様だ。
エントリー台数にもアメリカの景気後退の影響が

 2016年シーズンの彼らは、エド・カーペンター・レーシングに名前を戻し、インディーカー・シリーズに参戦するという。シリーズに女性オーナーがゼロになってしまうのは残念だが、彼らのフル・エントリーを行う台数が1台に減ってしまう可能性まであるというから心配だ。ジョセフ・ニューガーデンの21号車(開幕からの4戦はファジーズ・ウルトラ・プレミアム・ウォッカがメイン・スポンサー)が全レースに出場することは既に決定しているが、カーペンターがオーバル・レースにのみ出場する20号車はロードコース/ストリート・コースで誰かに委ねられること(昨年のルカ・フィリッピのようなケース)がなくなる可能性が考えられる。カーペンターもオーバル全レース出場は叶わず、プログラムの縮小を余儀なくされるかもしれないという。
 KVSHレーシングに続いてCFHRも2カーから1台へと体制を縮小。アメリカの景気は、日本に伝えられているほど上向いてはいない。
以上

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