2017年10月5日木曜日

2017 INDYCAR ニュース 10月4日:エリオ・カストロネヴェスのスポーツカー転身が決定

今シーズン、アイオワで2014年シーズン以来の勝利を飾り、念願のタイトル獲得に向け最後まで奮闘したカストロネヴェス。今シーズン限りでインディーカーのレギュラーを降り、朝鮮の主戦場をスポーツカーに移すことに Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
18シーズンにわたるインディーカー・シリーズへのフル参戦に幕
 10月4日、チーム・ペンスキーは彼らのチームで18シーズンに渡ってインディーカー・シリーズを戦い、インディー500で3勝を挙げたエリオ・カストロネヴェスが、2018年には彼らのスポーツ・カー・プロジェクトにフルタイムで参画すること、つまりはインディーカー・シリーズからの引退(インディー500はスポット参戦を予定)を発表した。

チーム・ペンスキーのスポーツカー2台目のリーディング・ドライバーに
 チーム・ペンスキーはアキュラ(ホンダ)とのコンビで2018年からIMSAウェザーテック・スポーツ・カー・チャンピオンシップのトップ・カテゴリー=デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル( DPi)にフル・エントリーするが、その1台目のリーディング・ドライバーにインディーカーとF1の経験を持つファン・パブロ・モントーヤが決まっている。カストロネヴェスは2台目をリードするドライバーになるということだ。彼らの他で発表されているドライバーは、キャディラックDPiで現在走っているデイン・キャメロンで、彼はモントーヤと組む予定。カストロネヴェスのパートナーは後日発表される。

ロジャー・ペンスキー「彼と新たな成功をつかみたい」
 今回の発表では、カストロネヴェスが今年もインディー500に出場するとも明言している。目標はもちろん、史上最多タイとなる4勝目だ。
「もう20年近くも私たちのチームで活躍して来ているエリオ。彼と新たな成功をつかみたい。エリオやリック・メアーズ、マーク・ダナヒューといったドライバーたちが、私たちチーム・ペンスキーを現在の位置まで高めてくれた」とチーム・オーナーのロジャー・ペンスキーは語った。

「アキュラのプログラムは自分にとって大きなチャンス」と語るエリオ
インディー500での4回目の優勝への情熱は衰えず

 当のエリオは、「チーム・ペンスキーと共に多くの目標を達成して来た。ロジャー、チーム、そしてアキュラの新しいプログラムにスタートから関わり、それを築き上げて行くことは自分にとって大きな挑戦でさり、与えてもらった大きなチャンスでもある。インディーカーでの成績には満足している。今、僕はARX-05の開発、そしてデイトナ24時間レースでの優勝、さらにはシリーズ・タイトル獲得にフォーカスしている。インディー500ももちろん楽しみだ。4回目の優勝は本当に実現したい目標だ。この数年間で何度もあと一歩のところまで行った。歴史を作るチャンスは十分にある」と力強いコメントをしている。

2018年はニューガーデン、パジェノー、パワーの3台体制か
 カストロネヴェスがレギュラーを外れる。これはつまり、チーム・ペンスキーが噂通りに2018年シーズンは3カーへと体制を縮小するということだろう。その3人とはもちろん、新チャンピオンのジョセフ・ニューガーデン、2016年チャンピオンのシモン・パジェノー、2014年チャンピオンのウィル・パワーだ。


1 件のコメント:

  1. 残念です!インディカーを代表するドライバーが・・・。
    佐藤琢磨選手がこの先どのくらい走れるのかという、目標となるドライバーの一人だとも思っていたので。
    インディ500に帰ってくるのが楽しみです!琢磨選手に2連覇して欲しいですが!

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