2018年6月23日土曜日

2018 INDYCAR レポート R10 コーラー・グランプリ・アット・ロード・アメリカ Day1 プラクティス1:最速はジョセフ・ニューガーデン! 

カルーセルを行くニューガーデン。タイトル争いのライバルを尻目に、ロード・アメリカの走り出しでトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
肌寒いコンディションの中、プラクティスがスタート
 1週間のオフを経て、インディーカー・シリーズは第10戦を迎えている。使用サーキットはウィスコンシン州エルクハート・レイクのロード・アメリカ=全長4.014マイル。
 今日、金曜日はプラクティスが2回スケジュールされており、その1回目、45分間のセッションは曇り空で気温が18℃、路面は25.5~27℃という肌寒いコンディションだった。
 ここで最速ラップとなる1分43秒0477をマークしたのは、昨年度シリーズ・チャンピオンのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)だった。シーズン序盤の4戦でパパッと2勝を挙げながら、この5戦ではトップ5フィニッシュがなく、彼のポイント・ランキングは5番手まで落ちている。今週は彼にとってひとつの大きな踏ん張りばりどころだ。


ロッシはこのセッション佐藤琢磨に次ぐ3番手 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
佐藤琢磨を筆頭に、2位から5位までホンダ勢

 2番時計は佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。タイムは1分43秒4729だった。琢磨はテキサスで今年3回目のトップ10フィニッシュとなる7位フィニッシュを記録し、ランキングは13番手につけている。今週のロード・アメリカで好成績を挙げ、流れを大きく変えたいところだ。

 3番手はポイントで3番手につけているアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=1分43秒5603、4番手はポイント7番手のロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)の1分43秒5774、そして5番手はポイント10番手のマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)による1分43秒8825だった。

 昨年度ロード・アメリカ・ウィナーで現ポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は1分44秒1643のベストで9番手。インディー500ウィナーでポイントでは3番手にランクされているウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分44秒4581のベストで14番手。ポイント4番手のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は1分44秒4401で13番手だった。

「PtoPなしで速かったのはロッシ」


Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 「テキサスののちに行ったテストでのタイムは決して良くはありませんでした。テストに持ち込まれたタイヤも今週のレース・ウィークエンドのものとは異なってもいました。それでも私たちはセットアップに関して多くのことを学ぶことができ、今日の走りに繋げることができています。このセッションでは2番手のタイムを出していますが、あのラップではプッシュ・トゥ・パスをテストするためにかなり押していました。1分43秒台を出しているチームはみんなそうだったのだと思います。それナシで速かったのはアレクサンダー・ロッシで、僕らよりコンマ5秒ぐらい速かった感じです。午後のプラクティス2ではショックアブソーバーのセッティングの新しいものも試します」と琢磨は話していた。

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