2018年6月23日土曜日

2018 INDYCAR レポート R10 コーラー・グランプリ・アット・ロード・アメリカ Day1 プラクティス2:プラクティス2もジョセフ・ニューガーデンが最速

セッション1に引き続きニューガーデンがトップタイム Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
プラクティス2でトップとのタイム差は圧縮

 プラクティス2でも空は曇ったまま、気温もさほど上がらなかった。
 プラクティス1での順位は、


1 ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)
2 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)
3 アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)
4 ロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)
5 マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)
6 トニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)
7 スペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)
8 ザック・ヴィーチ(アンドレッティ・オートスポート)
9 スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)
10 マテウス・レイスト(AJ・フォイト・エンタープライゼス)

 で、トップと5番手のタイム差は0.8348秒、トップと109番手の差は1.2486秒だった。
 そして、プラクティス2も最速はニューガーデンだった。各自のベスト・ラップはレッド・タイヤ装着で記録された。順位は、

1 ニューガーデン
2 ウィッケンズ
3 セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)
4 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)
5 シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)
6 グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)
7 ディクソン
8 ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)
9 佐藤琢磨
10 アンドレッティ


 となり、トップ10の顔ぶれには結構な違いが出つつもタイム差はトップと5番手が0.5320秒、トップと10番手が0.9942秒と、プラクティス1より小さくなっていた。
 今日の2セッションはほとんど同じコンディションでの走行となったため、どのチームもセッティングは進め易かったはずだ。

安定のウィッケンズがロード・アメリカでも着実にタイムアップ。もはやルーキーであることを忘れてしまう Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
  2セッションとも最速だったニューガーデンがベストの仕上がりなのは間違いなく、ウィッケンズ、ロッシ、琢磨、ディクソン、そしてマルコが両セッションでのトップ10入りを果たし、セッティングの進捗状況は良さそうだ。

佐藤琢磨「レイホールとは違うセッティングをトライしました」
 

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
  琢磨は、「新しいことを色々試したけれど、今一歩でしたね。2セッション目は60分あったけれど、最初の時間帯は走らずにピットで待っていたから、60分という長さを使い切れなかったかな。赤旗もあったし。路面は少し良くなってました。でも、自分たちのクルマはあんまり良くなかった。試した方向性がよくなかったのかも……。チームメイトのグレアム・レイホールとは違うことを今回のセッションではトライしてました。それと、このセッションではレッド・タイヤも使いました。そしてその印象は、意外に持つかな?
というものでした。2周は行ける。もしかしたら3周目も行けるかもしれない。去年もここはレッドの方が全体的なパフォーマンスが良かったから。明日、予選前にもう1回プラクティスがあるので、そこで今回と違ったセッティングをやって、マシンを良くしないといけないですね」と話した。

昨年は予選ペンスキー、決勝はディクソン!果たして今年は? 


 去年は予選でチーム・ペンスキーが他を圧倒したが、レースはディクソンが逃げ切り。果たして今年はどんなレースが繰り広げられるのだろう。毎年スロー・スターターのディクソンだが、今年はデトロイトのダブルへダーの1戦目=第7戦でシーズン初勝利。すると、テキサスでの第9戦で2勝目をマーク。まだシーズン半ばという、彼としては早い段階でポイント・リーダーの座に躍り出た。新エアロのマシンをいよいよ彼もチームも把握したということか?
今週末のロード・アメリカでも勝つことができたら、ディクソンは5度目のタイトルへと突き進む可能性も出て来るが……どうなるか。
以上

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