2018年11月11日日曜日

2018 INDYCAR ニュース 11月10日:フェルナンド・アロンソのインディー500再挑戦決定

2年ぶりのインディー500出場が決まったアロンソ。今回はマクラーレン・レーシングとしての参戦であり、2017年以上にインディー500を盛り上がることは間違いない Photo:INDYCAR (Chris Owens) 
2度目の挑戦はマクラーレン・レーシングのプロジェクトに
 昨日、マクラーレン・レーシングが、来年の第103回インディアナポリス500にフェルナンド・アロンソ(37歳)とともに参戦すると発表した。アロンソにとって2回目のインディー挑戦は、マクラーレン・レーシングのプロジェクトとして敢行される。使用エンジン、チーム体制は今回の発表で一切明らかにされていないが、彼らの出場がレースへの世界における注目度を高め、現場も大きく盛り上げることになるのは間違いない。

トリプルクラウン達成に向け、残るはインディー500のみ

 2006、2007年にF1のモナコGPで勝っているアロンソは、2017年にインディー500初挑戦を行なったがリタイアを喫した。しかし、今年のル・マン24時間レースにトヨタ・チームから出場して優勝。モーター・レーシングの世界におけるトリプル・クラウン制覇に王手をかけた。この偉業を達成しているのは、いまだにグレアム・ヒル一人だけだが、2年前に優勝争いをしたアロンソが史上2人目のドライバーとなる可能性は決して低くはない。

 2017年のアロンソ、そしてマクラーレンは優勝候補の筆頭であるアンドレッティ・オートスポート/ホンダから出場。初出場であったにも関わらずアロンソはトップ争いに加わり、27周のリード・ラップも記録した。しかし、終盤にエンジン・トラブルに見舞われ、リタイア。勝ったのはチームメイトの佐藤琢磨だった。

マクラーレン自体もインディーで過去3勝!
 今度の挑戦はマクラーレンとして行われる。とは言うものの、アメリカで一からチームを築き上げて……という体制にはならないだろう。今回もまたアンドレッティ・オートスポート、もしくはその配下にあるハーディング・スタインブレナー・レーシングとのジョイントになる可能性が高い。
 そのマクラーレンだが、実はインディー500で3勝を挙げた実績を持っている。F1のトップに上り詰める前のことだ。1972年、彼らのシャシーはチーム・ペンスキーに供給され、最初の優勝が記録された。そして、1974、1976年にマクラーレンは自らのチームによる出場で勝利を遂げている。ドライバーはジョニー・ラザフォードだった。
「ブリックヤードに戻ること、あの信じられないようなレースに復帰するのが楽しみだ。マクラーレンとインディー500の間には非常に長く、素晴らしい関係がある。同時に、フェルナンドとの仕事はまだ完遂されていない。インディーは簡単なレースなどではない。大きなチャレンジとなる。レース、ライバルたちに敬意を抱く私たちマクラーレン、そしてフェルナンドはレーサーとして、インディーでの勝利を目指して全力を投じて行く」とチームCEOのザック・ブラウンはコメントを発表している。

2度目のインディー500挑戦に意欲を掻き立てるアロンソ
「チームの選択としてゴー・サインが出されたことを喜んでいる」

「トリプル・クラウン達成への意欲は以前から明らかにしているとおり。2017年にインディアナポリスで素晴らしい体験をした。チャンスがあるなら戻りたい、と心の底から考えていた。今度のチャレンジはマクラーレンとしてのインディー復帰である点も非常に嬉しい。チームの選択としての参戦を望んでいたので、ゴー・サインが出されたことを喜んでいる。厳しいレースであり、ライバルたちは手強い。巨大なチャレンジとなるが、私たちはレーサーなので、戦うことを選んだ。インディーのファンタスティックなファンに会えることも大きな楽しみのひとつだ」とアロンソは語っている。

 スポット参戦での優勝は、フル・シーズン・エントリーのチームが勝つよりも難しい。優秀なクルーを揃えるのは至難で、6回以上もピット・ストップが行われるため、小さな差が積み重なれば勝利は遠のいてしまう。2017年はHPDのシミュレーターを毎日使うなど、手厚い環境が用意されていたが、2019年の挑戦でも同じような体制を彼らは作り上げることができるだろうか?
道は険しい。
以上


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