2020 INDYCAR ニュース 5月4日：ボブ・ラジアがCOVID-19ウィルスで他界

Bob Lazier December 22, 1938 – April 18, 2020 Photo:INDYCAR (Dana Garrett)

バディとジャック・ラジアーの父、享年81

　ついにインディーカー関係者からも犠牲者が出た。1981年のCARTインディカー・ワールド・シリーズでルーキー・オブ・ザ・イヤーとなったボブ・ラジアが、COVID−19ウィルスと他の病気との合併症により、この土曜日に亡くなった。享年81歳。冥福を祈る。

1981年のインディー500に出場したボブ・ラジアー。マシンはモンゴメリー・ワード・ペンスキー・コスワース

　1981年に42歳という高齢ながらCARTシリーズにチャレンジして3回のトップ5フィニッシュを記録、チャンピオンシップで9位に入ってルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したボブは、インディー500にも一度だけだが出場。その成績は予選13位、決勝19位/エンジン・トラブルだった。

　彼の息子たち、バディとジャックもレーシング・ドライバーとなり、ともにオープンホイールのトップ・カテゴリーまでステップ・アップした。しかも、バディは1996年、CARTシリーズと分裂してできたインディー・レーシング・リーグの1戦として開催されたインディー500で優勝。2013年から2017年までインディー500にラジア・レーシング・パートナーズからエントリーした。この時のチーム・オーナーを務めていたのがボブだった。

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