2011年6月1日水曜日

2011INDYCAR インサイド情報&ニュース R5インディ500:勝者ウェルドンの賞金額は2億1千万円超、2位ヒルデブランドは半分以下、琢磨はいくら……?

Photo:Naoki Shigenobu
 インディ500の表彰式でダン・ウェルドン(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ/アガジェニアン)に贈られた優勝賞金は、2,567,255ドル。100周年レースのウィナーだが、賞金額は残念ながら史上最高とはならなかった。とはいうものの、円高の今であっても2億1千万円超(1ドル=82円で換算)なのだからインディ500の賞金は相変わらず高額だ。これまでのレコードは2009年のエリオ・カストロネベスの3,048,005ドルだ。

 最終コーナーでクラッシュし、壊れたマシンでゴールへと滑り込んで2位となったJR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)は、1,064,895ドルとウェルドンの半分以下だった。それでも100万ドル超(上記レートで8700万円超)だ。

 序盤のアクシデントによって最下位の33位となってしまった佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)の賞金は、310,245ドル(約2,544万円)だった。これは毎年のことなのだが、最下位のドライバーが最少額というワケではない。今年の最少額は22位のジョン・アンドレッティと、24位のデイビー・ハミルトンの251,305ドルだった。予選順位やレース中のリードラップなど、様々な賞金が設定されているためだ。

 今年の表彰式はインディアナポリスの中心部に近いホテルで開催された。出場ドライバーたちは壇上に設けられた席に座り、33位から順にステージ中央に出てチェックを受け取った。そこで各自が短い挨拶をし、最後はブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ/アガジェニアンのクルー全員が壇上へ。チームオーナーのブライアン・ハータ、ウィナーのウェルドンの順でスピーチをして幕となった。
スピーチをするダン・ウェルドン
Photo:INDYCAR(Leigh Spargur)
JR・ヒルデブランドはルーキ・オブ・ザ・イヤーを受賞
Photo:INDYCAR(Chris Jones)

2 件のコメント:

  1. 賞金の多さやシリーズチャンピオンにも匹敵する栄誉も獲られるIndy500はアメリカンドリームそのものですね。
    最後のクラッシュはあったものの、ヒルデブラントが二位になったのをみると、琢磨選手も最後までいればもしやと悔やまれてなりません。
    が!20分ちょっとで2500万獲得なら稼ぎとしては悪くないですね。w
    日本国内のレースも商業として確立するといいのですが、れきしが違いすぎですね。

    返信削除
  2. 匿名さん、コメントありがとうございます。

    20分で2500万円、時給に換算すると7500万円/時間!なわけですが、説明するまでもなく、レースまでの長い道のりで時間もお金もかかっているんですもんね……。うらやましいのは、これだけの金額の賞金のスポンサーがちゃんと集まってイベントが成立している、という事実でしょうか。(更新係)

    返信削除