2013年3月22日金曜日

2013 INDYCAR レースプレビュー R1 ホンダ・グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ  

全19戦のシーズンが明日のプラクティスでスタート
 インディーカーの長い長いオフ・シーズンがようやく終わり、明日、3月22日に2013年シーズンがフロリダ州セント・ピーターズバーグで開幕します。いやぁ、このオフはホントに長かったですね。9月半ばにシーズンが終わっちゃってましたから。今年は4レース増えた19レースがスケジュールされており、最終戦は10月下旬の開催と去年より1ヶ月以上も長い、いわゆるフツーの長さのシーズンになります。
 今年最初のレースには、ディフェンディング・チャンピオンのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が搭乗するカーナンバー1を筆頭に25台が出場します。去年より1台少ないんですが、25台いれば充分エキサイティングなレースが行われることでしょう。開幕直前にアラバマで行われたオープンテスト時より1台少ないのは、チーム・ペンスキーがレギュラーのエリオ・カストロネヴェスとウィル・パワーによる2カー・エントリーで、AJ・アルメンディンガーを開幕戦に出場させないからです。なお、テストで18号車に2人を乗せていたデイル・コイン・レーシングは、アナ・ベアトリスを開幕戦で走らせることとなりました。


 さて、25人の出場ドライバーのうちでタイトル獲得経験があるのは、ハンター-レイの他にもダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、トニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)、セバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)の4人がエントリーしていますから、元チャンピオンが今年は5人フル・シーズン出場する計画だということです。
 25人のうちでインディカーでの優勝経験があるのは、ギリギリ過半数超えの13人。つまり、初勝利を目指す未勝利ドライバーが12人にいるということです。
 ルーキーは昨年度インディライツ・チャンピオンのトゥリスタン・ヴォーティエただ一人で、女性ドライバーは開幕戦で2人が走ります。なお、シュミット・ピーターソン・モータースポーツから出場するフランス人ルーキー・ドライバーは、これまで英語式にトゥリスタン・ヴァウティエールと表記して来ましたが、今回から苗字を上記の通りヴォーティエに変更させて頂きます。

 国籍分布を見ると、アメリカが最も多い8人で、次がブラジルとフランスの3人でした。アメリカのシリーズなんですから、アメリカ人が増えるのは良いことです。このところアメリカのドライバーたちのレベルも上がってきていますし、ね。その一方で、サン・パウロでのレースが好評なのにブラジル人ドライバーが減っています。一時は大量にいたブラジル勢ですが……。そして、今年はフレンチが3人に増えましたね。去年の2人でも意外でしたが、ブラジルと肩を並べ、イギリスより多くなるとは完全に想定外でした。1人ずつが走る国は日本、カナダ、ニュー・ジーランド、オーストラリア、スコットランド、スペイン、スイス、ヴェネズエラ、コロンビアの8カ国。全部で12カ国のドライバーが競い合うということですね。スコットランドを国として扱っているのは、4回チャンピオンになっているダリオ・フランキッティの希望を受け入れて……のことです。
以上


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