2013年10月4日金曜日

2013 INDYCAR レースプレビュー:第17戦、18戦 ヒューストン その1:2007年チャンプカー時代以来のリライアントパークでの開催

シェル&ペンゾイル・グランプリ・オブ・ヒューストン
 テキサス州でのインディーカー・レースといえば、近頃はダラス&フォート・ワース・エリアのテキサス・モーター・スピードウェイだったが、今年からテキサス最大、アメリカ全土でも4番目の規模を誇る大都市、ヒューストンでストリート・レースが開催されることになった。タイトルスポンサーにはシェルとペンゾイルがついた。さすがはテキサスだ。
 ヒューストンでのレースといえば、CART時代にダウンタウンでのレースが行われていた(1998、1999、2000年)。IRLが設立されてオープンホイールが二分されてからも、チャンプカーは2006、2007年にリライアント・パークでレースを行っていた。しかし、2008年にチャンプカーがインディーカーに併合され、レース開催はストップ。それが今年復活した。


チャンプカー時代はブルデイが2連勝

 2007年までのウィナーを振り返ると、チャンプカーによる2回のレースはどちらもセバスチャン・ブルデイ(ニューマン・ハース・レーシング、及びニューマン・ハース・ラニガン・レーシング)が勝っている。ポールポジションは2006年がマリオ・ドミンゲス(フォーサイス・レーシング)で、2007年はウィル・パワー(チーム・オーストラリア)だった。
 CART時代(注1)に遡ると、
 
2001年がジル・ド・フェラン(チーム・ペンスキー)、2000年はジミー・バッサー(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)が優勝。1999年はポール・トレイシー(チーム・グリーン)、1998年はダリオ・フランキッティ(チーム・グリーン)が勝利を記録している。こちらもポール・シッターを紹介すると、2001年と2000年がジル・ド・フェラン(チーム・ペンスキー)、1999年がファン・パブロ・モントーヤ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、1998年がグレッグ・ムーア(フォーサイス・レーシング)だった。


1周1.683マイルの今回のコースの走行経験あるドライバーは6人

 リライアント・パークでのチャンプカー・レースを走った経験を持ち、今週末のレースに出場するのは、上記のブルデイ(ドラゴン・レーシング)とパワー(チーム・ペンスキー)の他にもジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)、オリオール・セルビア(パンサー・レーシング)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、シモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がいる。当時とでは乗るマシンが異なるが、ほぼ同じレイアウトでのコースということで、「走行経験有り」はそれなりのアドバンテージとなるはず。ウィナーはこの中から産まれるか??

注1:CART時代の1998年~2001年は、1周1.527マイルのヒューストンダウンタウンの特設ストリートコース。

以上

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