2014年9月10日水曜日

2014 INDYCAR ニュース 9月9日:トニー・スチュワート、その後

8月末のアトランタからNASCARに復帰するもチェイス進出を逃す
事故の顛末については声明文を読み上げたのみ


 1997年インディーカー・チャンピオンで、ストックカーに転向するや最高峰シリーズで3度もタイトルを獲得して来ているトニー・スチュワート(43歳)。彼は8月9日、遠征先のワトキンス・グレンに近いダート・トラックでのレースに出場、死亡事故を起こした(既報)。スチュワートと接触、クラッシュしたケヴィン・ウォードJr.という地元の若手ドライバーがスチュワートに抗議しようとフル・コース・コーション中のコース上を歩き、スチュワートのマシンに轢かれて死亡してしまったのだ。
 翌日にワトキンス・グレンで開催されたNASCARスプリント・カップ・シリーズ公式戦にスチュワートは出場せず、翌週のミシガン、さらに次の週のブリストルも欠場。8月最終週のアトランタでレースに復帰して来た。インディーカーが最終戦をフォンタナで開催していた週末だ。
 レース・ウィークエンドが始まるにあたり、スチュワートはメディアの前に出て用意して来た声明文を読み上げた。しかし、質問は一切受け付けず、その後も死亡事故に関するコメントは一切していない。
 アトランタでのスチュワートは予選12位/決勝41位=アクシデントによりリタイア。次のヴァージニア州リッチモンドでは、予選19位/決勝15位。この結果、スチュワートは2シーズン続けてチェイス・フォー・ザ・スプリント・カップへの進出を果たせなかった(昨年はスプリント・カーでの事故で自らが負傷、シーズン後半戦を欠場した)。
 事故のあったニュー・ヨーク州では今も地元のシェリフが捜査を続けている。彼らは今月中に何らかの結論を出す予定だという。
以上

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