2018年7月28日土曜日

2018 INDYCARレポート R13 ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ Day1 プラクティス1:最初のプラクティスはセバスチャン・ブルデイが最速 佐藤琢磨が4番手と出足快調

アンドレッティを従えてターン8にアプローチするブルデイ。ミッド・オハイオ最初のセッションでトップタイム Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 
ブルデイ、2番手ニューガーデンに大差をつけトップに

 オハイオ州コロンバス郊外のミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースでの週末は、快適なものになりそう。今日の最初のプラクティスは快晴で気温が23~24℃。路面も40℃以下だった。
 スピン、アクシデントによる赤旗中断が何度かあった45分間のセッション、最速ラップとなる1分05秒5784をマークしたのはセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)だった。それも、2番手に来た昨年度ウィナーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)に0.3383秒とかなり大きな差をつけた。ニューガーデンのタイムは1分05秒9167。


ニューガーデンも最初のセッションを2番手で終え、まずまず順調にこの週末をスタート Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 3番手にはポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が1分06秒2157でつけた。ミッド・オハイオで最多の5勝を挙げているのが彼だ。
佐藤琢磨は4番手。イニシャルセッティングは良好なようだ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

佐藤琢磨「クルマにほとんど触らずにだんだんいい方向に進みました」

 そして、4番手には佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が来た。タイムは1分06秒2424。トップとは0.6秒以上の差があるが、直前のディクソンとは0.0267秒の僅差だ。
 「残っているテスト・デイはソノマで使うので、ミッド・オハイオには来ませんでした。アイオワもそうでしたが、そういう時は最初のセッションが苦しんですよね。しかし、”今日も苦しむのかな?”と思ってたんだけど、後半に路面がどんどん良くなって行ったタイミングでタイムを出せました。走り出しは”あれ? コレはキツイかな?”と思ったんだけど、だんだん良い方向に進みました。クルマにほとんど触らずに。パッケージとして悪くないかな?
と感じてますね。最後、パワーがスピンしてイエローの出ていたラップは、自分のベストとほぼ同じペースで行けてました。あれがベスト・ラップになった……ということはないと思う。最初のセッションが4番手というのは良いですね。ちょっとトップとの差が大きいけれど、ブルデイのあれはプッシュ・トゥ・パスも使って、ニュー・タイヤでってタイムだと思います。ディクソンのタイムが良い指標になりますね、彼はテストにも来ていたし、ここでいつも速いし。あのクルマについて行けるようなセッションを予選まで続けたいですね」と琢磨は話していた。

好調のピゴットが5番手に
パワー、パジェノーはスロースタートに

 

このところ好調なピゴット。ミッド・オハイオでもセッション1でいきなり5番手 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 5番手はアイオワでの2位から突然開花した感アリのスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)=トップと0.6762秒差。
 6番手はエド・ジョーンズ(チップ・ガナッシ・レーシング)=同0.6933秒差。
 7番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=2008年ウィナー=同0.6974秒差。
 8番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)=同0.7503秒差。
 9番手は地元のグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=2015年ウィナーは同0.7577秒差。
 そして、10番手はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=同0.8172秒差だった。


Photo:INDYCAR (Chris Jones)
  怪我から復帰のピエトロ・フィッティパルディ(デイル・コイン・レーシング)は17番手=同1秒4912差。インディー500以来、今シーズン4戦目の出場となるジャック・ジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング・ウィズ・シュミット・ピーターソン)は22番手=同1秒7245差。トロントから2戦連続でハーディング・レーシングで走ることとなったコナー・デイリー(ハーディング・レーシング)はトップと2.1490秒差で最下位24番手だった。
 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は14番手、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は11番手。
以上

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