2018年9月16日日曜日

2018 INDYCARレポートR17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ :予選前のプラクティス3最速はスコット・ディクソン

Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大
ディクソン、今週末初のトップタイム
 ポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が土曜日午前中のプラクティス3で最速ラップとなる1分17秒9697をマークした。気温が18~19℃、路面は31~35℃という低温気味のコンディション。昨日より強めの風がメイン・ストレートで左斜め前方から吹き付けたこともあってか、昨日のプラクティス1にライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の記録した1分17秒5742には届かなかった。
 ランキング 2番手につけるアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)に29ポイント、3番手タイに並ぶウィル・パワーとジョセフ・ニューガーデンのチーム・ペンスキー・コンビに87点差をつけているディクソンは、昨日の2セッションではともに2番手。そして今日はトップと快調だ。今日の午後の予選で彼はPP獲得による1ポイント加算を果たせるだろうか?

 プラクティス3での2〜10番手に並んだのは、
2番手 パワー 1分17秒9793(トップと0.0096秒差)
3番手 ハンター-レイ 1分18秒1238(0.1541秒)
4番手 ロッシ 1分18秒1256(0.1559秒)
5番手 ニューガーデン 1分181秒269(0.1572秒)
6番手 シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー) 1分18秒1649(0.1952秒)
7番手 ザック・ヴィーチ(アンドレッティ・オートスポート) 1分18秒2580(0.2883秒)
8番手 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) 1分18秒3817(0.41209秒)
9番手 サンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング) 1分18秒4383(0.4686秒)
10番手 マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)
1分18秒4423(0.4726秒) 1184423(0.4726秒)

佐藤琢磨「ブラックのパフォーマンスがジリジリとよくなってきた」

 琢磨は8番手で、「ブラックでのマシンがまた少し良くなりました」とコメント。「今日の風向きは昨日とは90度か100度ぐらい違っていた。それで1周めから飛び出す人が多かった。クルマの進歩はちょっとだったけど、ブラックでのパフォーマンスがジリジリと上がって来ているので、明確な進歩とは言えないんですけど、着実にクルマは良くなって来てると思う。これをレッドタイヤに対して、どう合わせることができるかなんですが、今のセッションではレッド装着を見据えた走りをしていて、最後のラップでもコースの終盤のところでリヤがロックしちゃって、うまく行かなかったところもあるんだけど、もうちょっとこれでリヤのグリップが増えてくれれば、いい塩梅になって来る……と僕は見てます。ただ、午後はまた路面温度が上がるし、風向きがまた変わったらややこしいですけど、現状、ブラックではちょっと(ハンドリングが)ナイフ・エッジ過ぎるんだけど、レッド・タイヤになら良いセッティングになっていると思います」とも話した。

佐藤琢磨、予選はグループ1に

 午後3時からの予選、琢磨はグループ1で走る。Q2進出をかけて競い合う面々はパワー、ロッシ、パジェノー、マルコ、グレアム、スペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)、ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、ピエトロ・フィッティパルディ(デイル・コイン・レーシング)、マックス・チルトン(カーリン)、コルトン・ハータ(ハーディング・レーシング)、マテウス・レイスト(AJ・フォイト・エンタープライゼス)だ。

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