2019年5月27日月曜日

2019 INDYCAR レポート 第103回インディアナポリス500 決勝速報:シモン・パジェノーがポール・トゥ・ウイン! 佐藤琢磨は最後まで優勝を争い3位でフィニッシュ


Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
  第103回インディアナポリス500は、ポール・ポジションからスタートした、チーム・ペンスキーのシモン・パジェノーが優勝した。2位にはアレキサンダー・ロッシ。佐藤琢磨はパジェノー、ロッシと最後まで優勝を争い、3位でフィニッシュした。

Photo:INDYCAR (Mike Harding)クリックして拡大
  5月11日の今シーズン第5戦インディーカー・グランプリで優勝し、インディー500ウィークに入っても順調にプラクティスでマシン作りを進めていたパジェノーは、予選2日目のファスト9でポール・ポジションを獲得。
 マシンの仕上がりに絶対の自信を持つパジェノーは、その言葉通り決勝でも序盤からレースの大半をリードする。

 ブルデーとレイホールの接触によって発生したマルチクラッシュでレースは終盤の181周目に赤旗となり、ラスト13周できられた最後のリスタートで、パジェノーはロッシをパスしてトップに浮上。マシンの仕上がりがよく自在なラインを走行するパジェノーは、ロッシの追撃を寄せ付けない。
 それでもロッシはラスト198周目に1ターンでパジェノーをパスするが、パジェノーは199周目に再びトップを奪い返し、0.2086秒差でロッシを抑えてフィニッシュした。

 フランス人ドライバーの優勝は、1920年第3回大会のガストン・シボレー以来、4人目。チーム・ペンスキーは昨年のパワーに続いて2年連続となる18回目の優勝。チームとしてインディー500参戦50周年を飾る記念すべき勝利となった。

  グリッド14番手からスタートした佐藤琢磨選手は、最初のピットストップで右リヤタイヤにトラブルが発生。再度のピットインを余儀なくされたことで、一時は2ラップ遅れにまで後退する。しかし、イエローのタイミングで2度ラップバックを果たし、ついに176周目にはリードラップを記録して優勝争い圏内に割って入る。残り14周で迎えた最後のリスタートに5番手で臨み、ニューガーデン、カーペンターをパスして残り10周の時点で3位に浮上。ここからロッシ、パジェノーとの3台による優勝争いを演じた。

(編集部)

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