2020年3月14日土曜日

2020 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R1 セント・ピーターズバーグ 3月13日:佐藤琢磨、開幕戦と続く3戦の延期について語る

「4レース延期はショックだけれど、どうしようもない」

 「昨日の時点でインディーカーは2日間のスケジュールにした。今日、金曜日にサポートカテゴリーは走り出していた。チームの方は今日は休まなくてはいけないことになっていたけれど、自分なりに準備をして、イメージを作って、明日からの2日間開催に備えようとしていた。
 4レースが延期。これはショック。でも、ショックだけれど、どうしようもない。僕らだけではなく、世界中がこういう状況なので仕方ない。パンデミックの世界的な感染を早く食い止め、収束してもらう。そこから、夏から秋にかけて、おそらく色々なイベントが大々的に開催されることになるので、インディーカーもその中のひとつとして復活してもらえればいい。


「チームとコントのスケジュールについてミーティングをした
開幕戦となるインディーのロードレースに向けて準備を進めていく」

 自分が得意なコースがシーズン序盤にはセントピーターズバーグ、バーバーモータースポーツパーク、ロングビーチと多い。開幕ダッシュを決めたいところだった。今日、今後についてチームとミーティングをした。シミュレーションのできる日数が決まっているので、まずはその中で準備をして行く。あとはインディーカーのテストがどれぐらいできるのか?
 それが決まってから、そちらでも準備を進める。今のところ、5月のインディアナポリスでのロードレースで開幕することに向けて準備する方向。事前にテストに行けるものなら行きたい。もともと3月中旬にバーバーモータースポーツパークでテストをする予定にしていたし……。
 ロードコースでのレースは、代替日程さえ決まれば開催ができると思う。インディーカーの新オーナーとなったロジャー・ペンスキーも「できるだけ多くのレースをカレンダーに復帰させ、開催したい」と言っている。しかし、セントピーターズバーグとロングビーチは確実に今シーズンは戻って来れないと思う。自分の得意なコースでスタート奪取を決めるつもりだった。それができなくなったのはすごく残念。

「レースができなくなってしまったことは残念
だがそれどころじゃない大変な状況ということもわかる
ここはみんなで乗り越えるしかない」


 4月いっぱいレースができないことになって、自分たちには考える時間ができた。テストで走って来て得られたデータをどれだけ分析できて、それでどれだけ前に進めるのか、今の時点では正直わからない。でも、やるしかないですからね。
 あらゆるイベントがなくなってしまった中、インディーカーは無観客でもレースが開催できるという話だった。ファンの方々は少なくともテレビでなら応援ができる。そうした対象が持てる状況を僕らとしても嬉しいと思ってたけれど、それがなくなってしまって無念です。でも、それどころじゃないっていう大変な状況だというのもわかる。ここはみんなで乗り越えるしかない。自分たちができるのは手を洗うことなど、ガイダンスに沿って感染しないようすること。日本ではレースどころか、もっともっと大事なオリンピックも控えているので、是非とも感染拡大を食い止めてもらいたいと思う」。
以上

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