2020年3月14日土曜日

2020 INDYCARレポート R1 セント・ピーターズバーグ:衝撃! インディーカーが一度も走らないうちレース延期が決定

無観客から一転、いきなり開幕戦から第4戦まで延期に

 ロジャー・ペンスキーがオーナーとなった新体制でシリーズのさらなる隆盛が期待されて始まるはずだった2020年のNTTインディーカー・シリーズだが、開幕戦セントピーターズバーグの公式日程が始まる予定だった3月13日の金曜日、シーズン最初の4レースの延期を発表した。それらは、3月15日決勝予定だったセントピーターズバーグでのファイアストン・グラン・プリ・オヴ・セント・ピーターズバーグ、4月3〜5日のホンダ・グラン・プリ・オヴ・アラバマ(バーバーモータースポーツパーク)、4月17〜19日のアキュラ・グラン・プリ・オヴ・ロングビーチ(ロング・ビーチのストリート・コース)、4月24〜26日のオートネイション・インディーカー・チャレンジ(サーキット・オブ・ジ・アメリカス)だ。2020年シーズンの開幕は、5月9日決勝のGMRグランプリオブインディアナポリス=インディアナポリスモータースピードウェイのロードコースへとずれ込む。


 インディーカーは以下の声明を出した。
 「イベントの興行を行うプロモーターたち、健康問題に関わるシリーズのスタッフたち、レース開催都市の担当部署らと慎重に検討した結果、COVID-19ウィルスのレース界への影響を考慮し、NTTインディーカーシリーズのレース開催は4月末まで行わないことと決定した。今日始まったセントピーターズバーグから、テキサス州オースティンまでがこの中に含まれる。
 インディーカーシーズンの開幕が遅れること、毎年熱烈なる支援をして来てくれていたセントピーターズバーグ、バーミンガム、ロングビーチ、そしてオースティンのファンに会えないことは残念だが、ファン、レース出場者たち、シリーズのスタッフ、シリーズのパートナーたち、そしてメディアの安全が我々にとっては常に最も重要だ。公共の安全機関、政府との協調し、最善の形でシリーズの再開がなされることを目指す」

アメリカ全土の緊急事態宣言に呼応
素早いインディーカーの対応


 アメリカ政府は水曜の夜に「イギリスを除くヨーロッパ各国から向こう30日間はアメリカへの入国禁止」を発表し、今日の夕方にはアメリカ全土に非常事態を宣言。無観客でもレースを開催している状況ではなくなった。
 しかしインディーカー、やることが素早い。オフィシャル・サイトに行ってスケジュールをクリックしたら、もう開幕4レースは消去されていた。
以上

2 件のコメント:

  1. 楽しみにしていたけど、この状況なら仕方ないですよね。早く終息してほしいです。

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  2. 残念…自分は心臓病、糖尿病、高血圧など基礎疾患があるのでコロナで死ぬ前に見たい…。

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