2021年6月21日月曜日

2021 INDYCARレポート R9 REV グループ・グランプリ Race Day 決勝:ロード・アメリカで優勝したアレックス・パロウに嬉しい(?)歴史的データ

Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大

ロードアメリカでの第9戦の勝利に秘められた意味とは

 ロード・アメリカでの2021年NTTインディーカー・シリーズ第9戦で優勝したのはアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。
 インディーカーの歴史を紐解くと、ロードアメリカ戦で勝利したドライバーは、過去7回もその年のシリーズ・チャンピオンに輝いている。最初は1984年第11戦のマリオ・アンドレッティで、1991年(第15戦)に彼の息子のマイケル・アンドレッティが引き継ぎ、その後にジャック・ヴィルヌーヴ(1995年第10戦)、アレックス・ザナルディ(1997年第14戦)、クリスチアーノ・ダ・マッタ(2002年第12戦)、セバスチャン・ブルデイ(2007年第10戦)、スコット・ディクソン(2020年第4戦。ダブルヘダーレース1)が続いた。


 もうひとつ、歴史的データを挙げる。
 開幕からシリーズ9戦目のレースで優勝したドライヴァーは、そのシーズン11人もがチャンピオンの栄冠へと突き進んでいる。その最初は1998年のアレックス・ザナルディ(ポートランド)だから、上記より新しい記録だというのに、人数は多い。ザナルディに続いたのは、ケニー・ブラック(1998年:アトランタ)、ファン・パブロ・モントーヤ(1999年:クリーブランド)、セバスチャン・ブルデイ(2004年:デンヴァー、2005年:デンヴァー、2006年サン・ノゼ)、ダリオ・フランキッティ(2007年:リッチモンド)、ライアン・ハンター-レイ(2012年:アイオワ)、スコット・ディクソン(2015年:テキサス、2018年:テキサス)、ジョセフ・ニューガーデン(2019年:テキサス)だ。

 今日勝ったパロウは、これらふたつのリストに名を連ねることになるだろうか?
以上

3 件のコメント:

  1. 天野さん、いつもおつかれさまです!取材リポート楽しみしております。琢磨選手のエンジニアのエディジョーンズは完全復帰されたのでしょうか?

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  2. ご質問ありがとうございます。
    彼の動向について、確定情報は持っていないんです。
    次のミッド・オハイオまでは少なくとも続ける、
    というのは聞きました。

    マット・グリースリーがアメリカに戻れるかどうかに
    かかっています。

    彼はイギリスにいて、
    エンジニアとして情報交換を続けており、
    レース中も通信利用で一緒に戦っています。
    テレビ中継を見ながら、テキスト送信するなど。
    以上

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  3. 天野さん、ご丁寧なご回答ありがとうございます。
    そういう事情だったのですね。マット·グリーズリー氏は
    開幕数戦はサーキットにいらっしゃったのを写真記事で拝見していましたが、イギリス戻られたのですね。

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