2022年9月12日月曜日

2022 INDYCAR レポート R17 ファイアストン・グランプリ・オヴ・モントレー 決勝速報

8年ぶりのインディーカー王座奪還! Photo:Penske Entertainment

ウィル・パワーが2回目のシリーズ・チャンピオンに

 最終戦を20ポイントのリードで迎えたウィル・パワーは、予選でインディーカー・シリーズ通算68回目となるポール・ポジションを獲得。ポール・ポジション通算獲得回数でマリオ・アンドレッティを抜いて歴代1位となった。
 このポール・ポジションによるボーナスポイントを加え、パワーはニューガーデン、ディクソンが優勝しても4位でフィニッシュすればタイトル獲得という条件で決勝に臨むこととなった。
 一方、逆転タイトルを目指すニューガーデンは、プラクティスまで絶好調を維持していたが予選Q1でスピンをするミスを犯し、予選ノータイム。グリッド最後方の25番手からスタートを迎えていた。
 ライバルに対してスタートポジションで圧倒的優位にあるパワーは、丁寧な走りでオープニングラップの混戦に飲み込まれることなくレース序盤から快調にリード重ねる。
 ところが1回目のピットストップを終えたパロウがブラックタイヤで好タイムを連発してパワーをパス。さらにその後方からは4ストップ作戦をチョイスしたニューガーデンが難所のコークスクリューでオーバーテイクを繰り返す驚異的なマニューバーでニューガーデンに接近してきた。
 46周目、このレース唯一となったフルコース・コーションがあけてすぐにパワーはペースが違うニューガーデンにポジションを明け渡し3位に後退する。
 その後パワーは堅調にポジションを維持。67周目に3回目のピット・ストップを行い3位でレースに復帰し、勝負の行方は最終スティントに。
 パワーは、レット・タイヤのグロジャンに後方から迫られる局面もあったが、ミスなく安定したラップを刻んで突き放し、3位でフィニッシュ。2014年以来8シーズンぶり2回目のシリーズ・チャンピオンを獲得した。
 優勝は昨年のチャンピオン、アレックス・パロウ。この最終戦が今季初の勝利。2位は23ポジション・アップと全力を尽くしたニューガーデンで、パワーとは16ポイント差のランキング2位となった。
 佐藤琢磨は1周遅れの23位でフィニッシュ。258ポイントでランキングは19位でシーズンを終えた。 マニュファクチャラーズ・タイトルは、パワーがポールポジションを決めた時点でシヴォレーが獲得している。(編集部)


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