2023年6月13日火曜日

2023 INDYCAR レースプレビュー R8 ソンシオ・グランプリ・アット・ロード・アメリカ:新生ロード・アメリカでのレースを制するのは?

Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)

 今大会を前にロード・アメリカは舗装を全面改修!

 1955年創業のロード・アメリカが生まれ変わった。シリーズで最も長い全長4.048マイルのコースが全面的に新舗装にされたのだ。1995年以来となる改修は大盤振る舞いでピット・レーンにも新しい舗装が敷かれた。1995年は全面新舗装……じゃなかった気がする。全面新舗装だったら関係者の方々、ごめんなさい。

 新しいアスファルトは色が濃く、コース中央に舗装の継ぎ目がある(もちろん段差などないスムーズさにされているが)。そのことによる影響か、コースを走ると広くなったかのような印象を受ける場合もあるようだ。しかし、それは錯覚で、コース幅は新舗装前と一切変わらぬものにしたという。


新舗装によってラップ・タイムはどこまで伸びる?
デトロイト後にテストを行ったペンスキーを始めシヴォレー系4チームが有利か

 ウィスコンシン州の冬は厳しいので、新舗装も経年劣化を避けることはできない。このオフに新たに敷かれたアスファルトは、今年のレースでは高いグリップを発揮することだろう。油が滲み出て来てグリップしない……なんてケースもあるが。どこまでラップ・タイムは速くなるだろうか? ブレーキング・ゾーンもバンプが舗装したては少なくスムーズになる。それはオーヴァーテイクを減らす効果があるのか、増やす効果があるのか……。
 デトロイトのストリートでのレースを終えた後、チーム・ペンスキー/シヴォレー、アロウ・マクラーレン/シヴォレー、デイル・コイン・レーシング、フンコス・ホリンジャー・レーシング/シヴォレーの4チームがレギュラー・ドライヴァー全員でのテストを行い、チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダとAJ・フォイト・エンタープライゼス/シヴォレーはルーキー・テスト・デイを利用=ルーキーのみで新舗装のコースでのテストを行った。直前のテストを行った面々がアドヴァンテイジを持つことになるだろう。アンドレッティ・オートスポート/ホンダ、大丈夫か?
 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダとエド・カーペンター・レーシング/シヴォレーは敢えてフロリダ州セブリングでテストをしていた。レギュラーではないドライヴァーにテストの機会を与えつつデータを採ることに努めた。

このコースを得意とするのは前年優勝のニューガーデン
そしてマクラーレン3人衆! ホンダ勢ではパロウ、ハータか

昨年はポール・ポジションからスタートしたロッシをニューガーデンが1回目のピットストップで逆転してそのまま勝利を収めた Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)

  去年まで、このコースを得意としていたのは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)、パト・オーワード(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)、アレクサンダー・ロッシ(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)、フェリックス・ローゼンクイスト(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)、コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)といった面々。マクラーレンは全員がこの中に入っている。ペンスキーもガナッシも高い力を発揮しそうだ。新舗装のスムーズさはヨーロピアンの好パフォーマンスを引き出すかも=カルーム・アイロット(フンコス・ホリンジャー・レーシング/シヴォレー)、クリスチャン・ルンドガールド(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)、そしてマーカス・アームストロング(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)、さらにはジャック・ハーヴィー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)あたり。

デイリーに代わってハンター-レイを起用したECRのパフォーマンスに注目 

 エド・カーペンター・レーシング/シヴォレーがシーズン途中でコナー・デイリーを放出し、代わりにライアン・ハンター-レイを雇い入れた。エンジニアリング部門のパフォーマンスが不安定なので、その原因解明が大ヴェテランに託されたミッションということか。
 アンドレッティ軍団ではカイル・カークウッドに注目。ここでも先輩たち=コルトン・ハータやロマイン・グロジャンより速かったら、もう彼を中心としたチーム体制にシフトしてった方がいい。

 今回は常設ロードコース・イヴェントなので、例によってプラクティス1は金曜の午後3時開始=75分間。
 予選前のプラクティス2は土曜日の朝9時55分スタートで60分間。
 午後12時55分から三段階の予選は行われ、レース・デイのウォーム・アップは朝9時15分から30分間。
 決勝スタートは午後12時15分だ。
*すべてアメリカ中部デイライト・セイビング時間
 

舗装がガラッと変わってしまうが、レイアウトはまったく同じなので過去のウィナーもチェック:
2022年:ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)
2021年:アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)
2020年:フェリックス・ローゼンクイスト(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)
2019年:アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)
2018年:ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)

 過去のPPもリスト・アップしましょう。
2022年:アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)
2021年:ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)
2020年:パト・オーワード(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)
2019年:コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)
2018年:ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)
以上

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