2011 INDYCAR 佐藤琢磨コメント58 R10 エドモントン インディ Day2 プラクティス1「一カ所も高速コーナーがないコース。ノートラブルで走れたので忙しいセッションだけど、良かった」

第10戦エドモントン インディ
2011 IZOD INDYCAR SERIES R10 Edmonton Indy
Edmonton City Centre Airport

エドモントン・シティーセンター・エアポート
カナダ アルバータ州エドモントン

コースタイプ：ストリート
全長：2.256マイル（＝約3.631km）×90周

天候：快晴
気温：13〜16℃
路面温度：18〜22℃

Day2
プラクティス1　12位　1分20秒2867　20周走行

　幸いにも朝から好天となり、ドライコンディションで行われたプラクティス1回目、佐藤琢磨（KVレーシングテクノロジー・ロータス）は20ラップを走り、11周目に記録した1分20秒2867のベストで12番手につけた。KVレーシングではEJ・ビソの6番手がトップ。琢磨は3番手だったが、セッション序盤と、自己ベストを記録したセッション半ばにトップに立った時間帯もあり、走り出しは順調と映っていた。2セット目のタイヤにスイッチしたタイミングが遅く、そちらでは3周と少ないラップ数しかこなせなかったことと、その走行がトラフィック内であったため、タイム更新が十分可能な状況下でそれを果たせなず、上位に名前を連ねることができなかったのだ。

Jack AMANO（以下——）まずまずの走り出しだったのではないでしょうか？

佐藤琢磨：そうですね。まぁ、まだ路面もところどころ濡れているし、色んなことを確認したかったので、それができた。ノートラブルで走れたし、そういう意味では忙しいセッションでしたけど、良かったと思います。

——ベースセッティングは良さそうな感触ですか？

佐藤琢磨：いや、まだそこまではわからないですね。今の時点ではまだ、バンプとかを見極めて、ライドハイトとかを微調整をこれからしなくちゃいけないし、そんなに大幅に今までのところはまだセッティングを変えてないんで……。そういう意味では、走り出しとしては悪くないですけど。

——去年までの高速コースとは随分異なるキャラクターだと思うんですが、どうでしょうか？

佐藤琢磨：そうなんですよね、一カ所も高速コーナーがない。もう全部ストレートとヘアピン？　あとは2速〜3速の中速コーナー。唯一、去年までのコースから残ってるコーナー、今のコースでいうとターン6とかになるのかな？　あそこが速いっていえば速いですけどね。だからクルマの造り方は大分変わって来るし、とにかくブレーキングが凄く大事になりますね。

——ハードブレーキングの必要な場所が3カ所あると思うんですが、その場所のバンピーさはどうですか？

佐藤琢磨：いや、そんなに酷くないですよ、ブレーキングポイントは再舗装されているところがほとんどなのでね。ただ1コーナーはブレーキングの場所は旧い舗装で、ターンインのところとかで舗装が新しくなってるので、あそこではちょっとロックし易かったりしますけどね。でも、コースがフラットだとはいえ場所によって波打っているので、そのためにブレーキロックは頻繁に起こり得ますね。

——やっぱり、長い長いストレートの先のターン1が一番のオーバーテイクポイントとなりますか？

佐藤琢磨：あとは、バック・ストレート。10番、11番、12番のS字コーナーの走り方次第では、最終コーナーのターン13の進入で合わせられるかもしれない。まだちょっと早いかな、わからないですけど……。