2011年8月5日金曜日

2011 INDYCAR レースプレビュー 第11戦ホンダ インディ200 アット ミド-オハイオ:マシン、フィジカル共にチャレンジングなアップダウンコース。昨年は琢磨が予選3位とスピードを発揮

地形を利用したアップダウンのあるコースはセッティング、ドライビングとも攻略が簡単ではない。
Photo:INDYCAR(Chris Jones)
 ミド-オハイオ・スポーツカー・コースは、東部オハイオ州のほぼ中央、コロンバスの北にある。この辺りの地形の特徴である緩やかなアップダウンを巧みに活かして作られたロードコース(全長2.258マイル)は、マシンセッティングとドライビング、その両方から攻略が難しいことで有名だ。さらに、ここでのレースは酷暑下での開催となることが多いため、ドライバーたちにはかなりフィジカル面でキビシイ。

 去年のウイナーはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)。2位はポール・ポジションだったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)で、3位は予選6位のエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)だった。アレックス・タグリアーニ(去年はファスト・レーシング)が予選14位から4位フィニッシュト奮闘し、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は予選順位を同じ5位でゴールした。
 佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)は、事前にプライベートテストを初めて行えたことがプラスに作用、予選で3位に食い込む大活躍を披露し、「イギリスのオーウルトン・パークとかを思い出しますね。ブラインド・コーナーも多いですけど、走っていて楽しいですよ」(SAN-EI MOOK インディカードライバー佐藤琢磨 2010年全17戦 走行全セッションの証言 Indycar Driver TAKUMA SATO by Masahiko Amano/三栄書房より)と目を輝かせていた。

 レースでの琢磨はスタート直後にフランキッティをパスして2位へと浮上! フランキッティには抜き返されたが、1回目のピットストップまで3位のポジションをキープしてみせた。しかし、そのピットストップに時間がかかり、琢磨は一挙に6つもポジションダウンを喫してしまった!
 チームのミスで戦況は急激に悪化。こうなると「自力で何とかしなければ!」との思いが強くなり過ぎてしまうのは、誰にでもあるケース。琢磨はディクソンをパスしようとしてミド-オハイオ最大のオーバーテイクポイント=バックストレッチエンドでインに飛び込んだが、止まり切れずにコースオフし、リタイアとなった。

 今年のミド-オハイオでは、琢磨の2戦連続ポール獲得にまずは期待したい。そして、レースではエドモントンと同じようにパワーを初めとするトップコンテンダーたちとのバトルを見せて欲しい。オーバルでも目覚しいスピードを見せてきている琢磨だが、彼はロードコースが好きなのだ。チャレンジングなミド-オハイオは彼が気に入っているコースでもあり、初表彰台、初優勝も十分に狙える一戦となる。それらの実現のためにはアグレッシブでミスのないドライビングが必要なのは当然だが、燃費をセーブする走法、的確かつ迅速なピット作業もマストとなる。

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