2012年2月11日土曜日

ミルウォーキーが新たに2012年のカレンダー入り。シリーズは全16戦に

6月16日、第8戦として開催。インディ500から6連戦のスケジュールに
 2月10日、インディーカーは2012年のレースカレンダーにミルウォーキーを加えることを発表した。これで年間レース数は16戦へと増え、昨シーズンまでと同じ17レース開催まであと一歩に漕ぎ着けた。
 ミルウォーキー・インディフェスト・アット・ザ・ミルウォーキー・マイルと名づけられレース・イベントのプロモーターを勤めるのは、アンドレッティ・スポーツ・マーケティング・ウィスコンシン。ボスはアンドレッティ・オートスポートのオーナー、マイケル・アンドレッティで、インディーカーとインディライツのレースを開催する。
 マイケルはドライバーとしてミルウォーキーで5勝の実績を持つ。伝統あるショートオーバルのプロモーターに適役だ。彼はチームオーナーとしてもミルウォーキーで3勝をマークして来ている。

 「素晴らしい都市にある伝統あるレースコースは、アンドレッティファミリーが大好きなものでもある。しかし、それ以上に、インディーカー・レースを行なうのにぴったりのコースで、ファンにエキサイティングなレースを提供できるサーキットである点が重要だ」とマイケルはコメントしている。インディーカーのCEOであるランディ・バーナードも、「ミルウォーキーという歴史あるイベントを生きながえさせることができた。このレースはシリーズに欠く事のできないもの。我々はインディーカー・レースの高い評判を保つべく、今後も全力を投入して行く。ウィスコンシン州には非常に情熱的なインディーカー・ファンがおり、あのコースでのレースが盛況のうちに開催され続けることを願っている。アンドレッティ・スポーツ・マーケティングと共に、私たちは素晴らしいレース、大きなバリューを強い支持をしてきてくれているファンに提供し、同時に伝統ある1マイルオーバルにさらなる歴史を重ねることができる」と語った。
 ミルウォーキーといえばインディー500の翌週に開催されるのが伝統だったが、全米の注目を集めるインディー500でウィナーが誕生した直後のイベント開催を望むプロモーターは多く、2012年はそのウィークエンドを復活したデトロイト、ベル・アイルでのストリート・レースが獲得している。16レース目として今回カレンダー入りの決まったミルウォーキーは、デトロイトの翌週をテキサスが押さえているため、その次の週、そしてアイオワ・スピードウェイでのレースとの間に開催されることとなった。インディー500の後、デトロイトでのレースを挟み、テキサス、ミルウォーキー、アイオワとオーバルが3戦続くスケジュールになるということだ。
 レースは父の日の週末。100年以上の歴史を誇るイベントの救済に成功したマイケル・アンドレッティとすれば、息子のマルコ・アンドレッティが優勝してくれれば最高のプレゼントになる。
 因みに、昨年のミルウォーキーで勝利したのはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)。2位はグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)で、3位はオリオール・セルビア(ニューマン・ハース・レーシング)だった。佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー・ロータス)は8位でフィニッシュした。


2012  IZOD インディーカー・シリーズ スケジュール

第1戦 3月25日 ストリート・オフ・セント・ピーターズバーグ
第2戦 4月1日 バーバー・モータースポーツ・パーク
第3戦 4月15日 ストリート・オフ。ロングビーチ
第4戦 4月29日 ストリート・オブ・サンパウロ
第5戦 5月27日 インディアナポリス500
第6戦 6月3日 ストリート・オブ・ベル・アイル
第7戦 6月9日 テキサス・モータースピードウェイ
第8戦 6月16日 ミルウォーキー・マイル
第9戦 6月23日 アイオワ・スピードウェイ
第10戦 7月8日 ストリート・オフ・トロント
第11戦 7月22日 ストリート・オブ・エドモントン
第12戦 8月5日 ミド-オハイオ・モータースポーツ・パーク
第13戦 8月19日 ストリート・オブ・チンタオ
第14戦 8月26日  インフィネオン・レースウェイ
第15戦 9月2日 ストリート・オブ・ボルチモア
第16戦 9月15日 オートクラブ・スピードウェイ(フォンタナ)

1 件のコメント:

  1. 今年もアマノさんのレポートを楽しみにしてます。
    佐藤琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとホンダ。
    期待できますね。

    返信削除