2012年3月11日日曜日

2012年IZODインディーカー・シリーズレポート 3月9日セブリングプレシーズンテスト4日目:4日間トータルでホンダのチップ・ガナッシ・レーシングが1-2。佐藤琢磨は最終日に自己ベストをマーク

3月9日
フロリダ州セブリング
セブリング・インターナショナル・レースウェイショートコース
コースタイプ:クローズドサーキット
全長1.67マイル(=約2.687㎞)


2日連続で最速はスコット・ディクソン

テスト最終日も最速はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。4日間での最速は、昨日ディクソンが記録した51秒7923。彼は最終日の今日も51秒7938を夕方にマークしている。この4日まで51秒台に入れたのは彼だけだった。
 2位は52秒0157をマークしたダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)。彼は走行2日間ともにチームメイトに続く2位となった。ただし、彼はテストやプラクティスよりも本番で実力を最大限に発揮するタイプ。テストでも力を抜いているわけではないだろうが、より多くのデータを総合し、肝心なところでベストの力を出してくるので、テストにおける2位確保は、すぐ間近に迫った開幕戦で彼がかなり高い戦闘力を見せてくるだろうことを予感させる。

 チップ・ガナッシ・レーシング、そしてホンダはテストでの1,2位を独占した。3番手はシボレーを使うエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)で、4番手は同じくシボレー・ユーザーのルーベンス・バリケッロ(KVレーシング・テクノロジー)だった。
 チップ・ガナッシ・レーシングとKVレーシング・テクノロジーは第2グループを走ったが、チーム・ペンスキーは第一グループだった。完全に同じコンディションでない2チームのタイムを比較することでは、彼らの実力を判断することは難しい。後半の2日間の方が、前半に比べてタイヤラバーの乗り具合が良く、良好なるラップタイムを出し易いコンディションとなっていたことも十分に考えられる。
 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、走行2日目に52秒3841の自己ベストを出して10番手につけた。昨日と今日で203周を走破。彼らはもう開幕までテストは行わず、ショップで準備を綿密に行なう計画だ。

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