2014年8月3日日曜日

2014 INDYCAR レポート 第15戦ミッド・オハイオ:チャンピオン候補たちの予選

カストロネヴェス、まさかのQ1敗退

 ポイント・トップのカストロネヴェスはウェットでの予選で第1ステージ敗退を喫し、予選15位となって、「ドライのプラクティスでは走る毎にタイムを縮めて行けていた。それが予選は雨に。ちょっとクレイジーな戦いになっていた。ウェットだった上にイエロー続出。計測できたのは1周だけ。全員同じ条件だったとはいえ、最初にコース・インする立場で、新しいラインを最初にトライしていたという面も不利に働いていた。他のドライヴァーたちにラインを見せてあげているようなものだったからね。明日は予選より良い結果をもちろん目指さないと」と語っていた。

いまいち走りが冴えないパワーは控えめなコメントに終始
 ファイナル進出はしたものの最下位の6位。近頃のパワーは飛び抜けたパフォーマンスを見せることができていない。「フロント・ロウに近ければ近いほどいい。特にこのコースはパスが難しいからポール・ポジションのメリットは大きい。今日はファスト6に進めたことでおおいに満足。ホントに難しいコンディションでの戦いになっていたからね。まさにインディーカーシリーズならではの混戦でポール・ポジションが誰のものとなるかはまったく予測がつかなかった。それはすごいことだと思う。すごいレースになっている。明日は表彰台に上りたい。もちろん優勝できればベストだ」とパワーは希望も今回は抑えめだ。

予選5番手のハンター-レイはあくまで前向き
 ポイント3番手のハンター-レイは予選5位。ルーキーのチームメイトがひとつ前の予選4位だった。「今日の予選結果は少々残念だ。ウェットでも僕らは速かったと思う。しかし、ファイナルでは路面が乾き出していた。前を行くマシンに追いついたことでタイムをロスしてしまった。ポールを逃した感がある。残念だ。
今週末のマシンの仕上がり具合を考えると、予選5位はガッカリだ。しかし、この位置から勝つことは可能だ。トップ4をパスするのはおおいにチャレンジングだけれどね。今日のところはチャンスを逃したけれど、明日こそが最も重要な日だから」とハンター-レイは優勝を目指して戦うことを宣言した。

好調パジェノーは今回予選9番手
 ランキング4位につけているパジェノー。一昨年はシリーズ5位、去年はシリーズ3位。今年はシリーズ2位か、一気にチャンピオン……と頑張って来ている彼は、今日の予選でQ2敗退を喫して予選9位となった。「9番手スタートとはガッカリだ。そんな順位に収めるべきじゃないマシンになっている。僕らのマシンは週末を通して速さを見せて来ている。今日のウェット・コンディションに対し、僕らはセッティングを完全に対応させることができなかった。しかし、僕らのマシンは決勝で高い戦闘力を発揮できるものになっている。ここでのレースは作戦も重要だ。何が起こってもおかしくない。そういうレースになる」とパジェノーは話した。
以上

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