2014年8月16日土曜日

2014 INDYCAR ニュース 8月15日:トニー・スチュワートがミシガンでのレースを欠場

本人の口からは未だ何の説明もないままだ…… Photo:INDYCAR (Chris Jones)
欠場の理由は不明。来週以後の動向もアナウンスなし
 今日からNASCARスプリント・カップのミシガン戦が全長2マイル・オーバル始まったが、トニー・スチュワートは出場していない。捜査が完全に終了していないためか、スチュワートの精神状態によるものか、欠場の理由は明らかにされていない。代役にはレギュラー・シートを失っていたべテランのジェフ・バートンが起用された。ただし、「バートン起用はミシガンだけ」とスチュワート・ハース・レーシングでは発表している。来週以降のスチュワートの参戦については、依然クリアにされていない。


 事故のあったオーバルのエリアのシェリフは、ファンから2本目のビデオを入手したことを明らかにした。ネットに挙げられているものとはアングルが異なるという。しかし、こちらのビデオは一般に公開されていない。「アクセル・オンにどんな意図があったのか……」など、シェリフたちは違うアングルからの映像も判断材料とする意向だ。
 アメリカのネットでは、スチュワートの行為を非難する声と、彼を擁護する声の両方が書き込まれている。

スチュワートが真実を語る日はいつ?

 全国紙のUSAトゥデイは毎週木曜にレースの企画を掲載するが、今回はケヴィン・ウォードJr.の死亡事故に関する「意図、それはトニー・スチュワートのみぞ知る」という記事を載せた。それによれば、ウォードJr.の父は「何が起きたかを知っている一人の男は、刑務所で10年服役する可能性がある。彼は自分が何をしたか、語るだろうか?」と地元ニュー・ヨーク州の新聞のインタビューで答えたという。
 レース専門ウェブサイトには、「ウォードJr.はトニー・スチュワートのマシンのウィングをつかもうとしていた」などという証言も掲載されていた。ウォードJr.が怒りのあまりにクルマに近づき過ぎたというのだ。
 では、接触直前のアクセル・オンは何が目的だったのか。トニー・スチュワートはウォードJr.とぶつかるのを避けようとしていたのだろうか? 真実を知っているのは、確かにトニー・スチュワートただひとりだ。彼の口から何かが語られるのは、果たしていつになるのか。
以上

1 件のコメント:

  1. 天野さんこんにちは。
    私はNASCARファンとしてこの問題に大きな関心を
    持っているのですが、日本のメディアではほとんど
    情報が無く、辞書片手の自力翻訳にも限度があるので
    天野さんが貴重な情報源になっています。
    本来範疇外の内容とは思いますが、今後も
    続報を書いていただけるとありがたいです。

    それと、あの事故の際、ウォードJrが怒る伏線みたいな
    ものはあったのでしょうか?
    例えばトニーは実はラップダウンでウォードは
    リードラップだった、とか。
    当時の両者の位置関係に関する話が見当たらないので
    気になっています。
    もしご存知でしたら、よろしくお願いします。それでは。

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