2015年6月1日月曜日

2015 INDYCARレポート R7・8 シボレー・デュアル・イン・デトロイト Day3 Race2:雨で予選は不成立! 再びエントラント・ポイントでグリッド決定

雨の中、予選コースインを待つ佐藤琢磨 Photo:INDYCAR(Joe Skibinski)
昨日から天候は雨!気温は11℃

 デトロイトでのレース#2=シリーズ第8戦の予選が今日の午前11時25分から行われる予定だった。
 その前の10時20分からはシステム・チェックの時間も用意されていた。昨日クラッシュした面々(チップ・ガナッシ・レーシングのトニー・カナーンやチャーリー・キンボール、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのグレアム・レイホールなどがここで走ってマシンに異常のないことを確認していた。
 デトロイトの天気は今日も雨。昨日からずっと降り続いている感じ。朝方に弱まっている時間帯もあったが、システム・チェック時も予選前もコンスタントに雨は降り続けていた。気温は11℃という低さ。体感温度は10℃以下。

1グループにつき20分に走行時間を延長して予選スタート

 サポート・レースのツーリング・カー・シリーズ=ピレリ・ワールド・チャレンジは、ウォーム・アップ・セッションもレースもキャンセル。今日、デトロイトのコースを使えるのはインディーカーとロビー・ゴードンのスタジアム・スーパー・トラックスだけになった。自由にコースを使えるようになったからなのか、インディーカーは予選のルールをモディファイ。1グループにつき20分間へと8分伸ばし、グリーン・タイムは5分保証で予選をスタートさせた。
 先に走るグループで、ジェイムズ・ジェイクス(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が計測時間終了2分ほど前にクラッシュ! そのままセッション終了となった。トップはセイジ・カラム(チップ・ガナッシ・レーシング)で、2番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、3番手はジェイクスの出した赤旗で2番手になりそこねたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。


2グループ目の予選開始直後に赤旗に


 ジェイクスのマシンの除去、コースの清掃を終えて2グループ目の予選も開始。ところが、すぐにコレが赤旗に。コース上に水が多過ぎて危険との判断が下された。インディーカーは清掃車のような車両で水の排除にトライ。しかし、状況が改善されないために2グループ目の予選はとうとう再開されなかった。
モントーヤ、またしてもエントラント・ポイントでポール獲得 Photo:INDYCAR(Chris Jones)
 予選は不成立となり、グリッドはチャンピオンシップ・ポイント(エントラント・ポイント)=昨日のレース終了時点で決定することに。今年2回目だ。ジェイクスは壊し損で、カラムの奮闘も霧消し、ポールポジションはファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)のものとなった(今年2回目の楽々ポール)。PPのチャンピオンシップ・ポイント=1点は、予選ナシだったのでモントーヤに今回与えらることはない。
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)のスターティング・グリッドは15番手になる。8列目のイン側だ。お隣はジェイクス、目の前はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)で、彼の隣りはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。琢磨の後ろはルカ・フィリッピ(CFHレーシング)。その外側にはギャビー・シャヴェス(BHA・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が並ぶ。
昨日勝ったカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)は11番グリッドからのスタート。
 カラムは20番手スタートとかなり報われないグリッドとなる。コナー・デイリー(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が10番グリッド・スタートなのとは思い切り好対照だ。
以上

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