2016年2月29日月曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 2月27日 テスト・イン・ザ・ウエスト Day2:「色々なことを学べたテストでしたが、非常に順調で、もう準備万端というの状態からはまだ程遠いです」

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「午後はレースを見据えていろいろやりましたけど
気温が下がるとマシンのバランスが変わるんですよ」


――お疲れさまでした。2日間のテストが終りましたが?

佐藤琢磨:キツイね、ここは。体力的にかなりキツイ。肩が壊れちゃう。昨日はショート・ランばっかりだったから気づかなかったけど、今日は最後にロング・ランをやって、ずっと5Gは辛いってわかりました。

――昨日、ウィル・パワーが、レースがフルにグリーンで進行してったら最後まで走り切れるか不安だって言ってました。

佐藤琢磨:ホントにそうですね。もうハンドルが重くて、固定できない。

――今日のプログラム、そしてマシンの進歩の度合いっていうのは、どんな感じでしょう?

佐藤琢磨:昨日色々と学べたんですが、昨日の最後はあまり芳しくはなかった。でも、その理由っていうのがコンディションの変化によるものなのか、クルマのセッティングが行き過ぎてしまったためのもなのか、わからないところがあったんです。それで今日は、良くなかったところ全部を前のセッティングまで戻して走りました。幸い、今日はトラブルなく走り続けることができて、非常に順調だったと思います。基本的にロング・ランはせずに、ショート・ランをベースにしてましたけど、クォリファイ・トリムもやったし、やりたいと考えていた色々なテスト・アイテムも全部消化できました。午前中はとても有意義だったと思います。

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  そして、2セッション目ですが、そこまでの総括というか、セッティングの良い部分を持って来て、ニュー・タイヤで予選シミュレーションをやって、タイムも非常に好いものが出ました。そこからは、レースを見据えて色々とやろうとしてたんですけど、気温が下がって来ると劇的にマシンのバランスが変わるんですよ。凄まじく変わる。それで昨日と同じ症状が出始めた。コンディションが原因だったんだって、それでわかりましたね。だからセッティングをコンディションに合わせるように変えて行って集団で走りたかったんですけど、そこでアクシデントになってしまったんです。前を走っていたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がタイヤがパンクして、危うくクラッシュするところでした。リヤ・バンパーをちょっと擦ったので、ガレージでマシンをチェックして、問題ないってことでまた走れたんですけど、結局、ダウンフォースを着けないとトラフィックの中では走れない。それでダウンフォースを着けて行くんですけど、着けてもオーバーテイクはできないんですね。着いて行くことはできるけど。抜こうとしても、自分のドラッグが大き過ぎて抜けない。でも、前に誰もいなくなると、今度は自分に当たる風が強過ぎて、空気抵抗が大きくて、遅い。さらに、今日は予選用のギヤでやっていたから、決勝用のトリムだとギヤも合ってなくて、前のクルマには追いつけないし、抜かれるばっかりでしたね。最後はフル・スティントというか、フル・タンクでのロング・ランをやって、スティントの中でマシンがどう変わるのかっていうのを見たんだけど、ちょっと厳しいですね、いろいろね。ダウンフォースを落として、単独でもそこそこスピードが出て、トラフィックでは大変だけど、元々抜けないんだから、とそれで我慢するしかないのか、どうなるか……ってところです。

――ダウンフォースの加減が非常に難しい、と。

佐藤琢磨:はい。色々なことを今日も学べましたけども、非常に順調で、もう準備万端というのからは程遠いですね。

――最後のセッションで4番手につけた自己ベストのラップ・タイムに関しては、満足していますか?
佐藤琢磨:はい。予選用はまぁ良かったと思います。だけど、あの時はもう夕方で、アンドレッティ・オートスポートもやってたけど、彼らがどこまでやっていたのかまではわからない。自分たちとしても、そこそこ良かったとは考えられますけど、ベストという評価ではないです。それに、決勝用のクルマ造りに関しても、ちょっとハテナ・マークのところが幾つかあります。それは、ちょっとこれから勉強(データ解析)です。

「走るたびに少しずつ学んでいけましたが、
進み具合の伸びしろ型チームも一緒でしたね」

――テストの印象は?
佐藤琢磨:ガナッシ勢が速い。凄まじく速い。

――でも、4回あったセッション、毎回タイムを縮めて行った、着々と速くなっていた点はチームのパフォーマンスが良かったということではないんですか?

佐藤琢磨:そうですね、もちろん。初めてのコースだし、このエアロ・パッケージでオーバルを走るのも初めてでしたから、走るたびに当然少しずつ学んで行けました。それでマシンの感触もどんどん良くなって行きました。ただ、進み具合の伸びしろが他のチームも一緒でしたね。

――シボレーとの差は、今年はどうでしょう?

佐藤琢磨:まだありますね。

――ありますか。

佐藤琢磨:だって、ガナッシが凄く速いでしょ。

――予選シミュレーションでの比較だと、ホンダ勢もなかなか頑張っていた印象ですが?
佐藤琢磨:チーム・ペンスキーとはあまり一緒に走らなかったので、何とも言えないかな。でも、ガナッシのスピードはちょっと異常でしたね。

――セッションの最後の最後で、ディクソンに抜かれて……といったあたりで感じたんですね?
佐藤琢磨:そうです。もう、あの後はアッという間に周回遅れにされましたし。

――彼らのマシンは先頭に出ても速い。
佐藤琢磨:はい。多分、1周につきコンマ4秒ぐらい速いんじゃないかな? もう、異次元でしたよ。こっちがフル・タンクだった……とかの要素を差し引いても、彼らだって同じぐらい長いこと走ってましたからね。いずれにしても、彼らは抜いてっちゃうから。同じレベルのクルマは抜けないかもしれないけど。

「チームは新体制になって、まだベストではないけど
去年より充実した感じでできています」


――では次に、チームの新体制についてですが、2日間やってみて、どうでしたか?
佐藤琢磨:良い方向で反映されていますね。エンジニアリングのグループも大分強力になりました。まだすべてが流れるように動いているわけではないですけど、14号車と41号車で色々と手分けしながら、去年より全然うまく、充実した感じでできてましたね。建設的な1日になっていました。

――最後に、開幕までの予定を教えてください。
佐藤琢磨:明日エンジニアリングをやって、明後日移動して、セブリングで1日テストします。それが開幕前の最後のテストです。

――では、そちらでも頑張ってください。

佐藤琢磨:はい。ありがとうございます。
以上


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