2016年6月25日土曜日

2016 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ Day1 プラクティス2:プラクティス2最速、そして今日の最速はグレアム・レイホール

プラクティス1で万足に走れなかったレイホールだが、プラクティス2で初日トップタイムをマークする Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
走行初日トップ3はいずれもロード・アメリカでのレース経験者に
 午後のプラクティス2も1時間15分の長さで行われた。気温は少し上がって26℃。グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が1分43秒を切らんとする好タイムをマークし、セッションのトップ、そして今日の最速ドライバーとなった。


 朝のプラクティス1でのレイホールは電気系トラブルに見舞われて十分に走れなかったが、午後のマシンはノー・トラブルで、セッティングも良く1分43秒0224を叩き出した。
 「とても良い走りができた。今日の自分たちは慎重になっていたので、これだけのラップタイムが出せたことはうれしい。勿論、今日はまだ金曜日。明日、明後日と週末は続く。そして、それら2日間の方が重要だ。それでも、今日の僕らのマシンはとても良いフィーリングだった。まだやれることはある。現時点ではまだ路面が滑り易く、セッティングもドライビングも難しい。走行初日終了時点としては、自分たちは良いレベルにあると思う。明日の朝、3回目のプラクティスを走ってどうなるか……。みんなパフォーマンスを上げて来るだろうから、自分たちも全力で臨む」とレイホールはコメントしていた。
 午後の2番手で、今日の2番手ともなったのがウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。タイムは1分43秒1608でレイホールとは0.1384秒差。3番手はプラクティス1でも5番手につけていたトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。これら3人は全員がロード・アメリカでのレース経験者だ。

シボレーとホンダはここまで互角

 シボレー対ホンダは、ロード・アメリカでは、現時点まででは互角と見てよいのではないだろうか? プラクティス1のトップ5はシボレー-ホンダ-ホンダ-シボレー-シボレー。プラクティス2ではホンダ-シボレー-シボレー-シボレー-ホンダだった。2セッション総合だとトップ5はホンダ-シボレー-シボレー-ホンダ-ホンダとなる。


初日総合13位の佐藤琢磨、「マシンはまずまずのレベルに仕上がった」

 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、「ロード・アメリカというコースは、出場しているドライバー全員が好きなのでは? そして、ファンはこのコースで再びインディーカーのレースが開催されるのを待ち望んでいた。今日はまだ金曜日だというのに決勝日のように大勢のファンが集まっていた。これは本当に素晴らしいこと。今日は天候も最高だった。伝統あるコースは、クラシックで、狭く、しかし速い。走っていてとても楽しい。僕らはテストに来なかったのでチェックすべき項目が多い。今日は忙しい1日になっていた。そして、マシンはまずまずのレベルに仕上がった。明日のプラクティス、そして予選までに更にスピードをマシンから引き出すことが求められている」と語った。
以上

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