2017年8月21日月曜日

2017 INDYCAR佐藤琢磨コメント 第14戦 ABCサプライ500 Day1 プラクティス・ファイナル:「今のセッションで自分たちはポジションを上げて行くことができていなかったですよね。空気、つまりはウィングが重過ぎて」

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「単独ではペンスキー勢が1マイルちょっと速い」
プラクティス・ファイナルを11番手のスピードで終えた琢磨に聞いた。

Jack Amano(以下――)最後にスピードがポンッと上がりましたね?

佐藤琢磨:それはトウを使ってのものでした。でも、みんなもそんな感じだったと思います。単独ではペンスキー勢が1マイルちょっとぐらい速い。彼らの方が明らかにダウンフォースが少なかったんだけど、彼らは前のクルマに近づいて行くこともできていて、抜いてっちゃってましたね。僕らはダウンフォースつけてたけど抜き返せなかった。ちょっとそこが引っかかります(注:このセッション、トップはウィル・パワーで、P2はシモン・パジェノー)。

――マックス・チルトンも速かった(注:このセッション、チルトンは3番時計)。
佐藤琢磨:速かった。チップ・ガナッシ・レーシング・チームズもかなりウィング寝かしてってたようですね。多分、ガナッシとペンスキーは似たようなダウンフォース・レベル。ウチはもう1ステップ、ヘビー。でも、ヘビーで抜けるワケじゃなかった。誰かのマシンの後ろに入ると結局空気が(当たら)なくなってバランスが崩れて、最終コーナーも曲がれなくなっちゃってた。
「明日のレースは今みたいに涼しくはならないはずなので
ウチらのダウンフォースは本番のダンフォースだということだと思う」


――ダウンフォースをそこから減らしたセッティングにすると、もっと近づき難くなるのでは?

佐藤琢磨:そうですね。今のセッションで自分たちはポジションを上げて行くことができていなかったですよね。空気、つまりはウィングが重過ぎて。ただ、明日のレースは今みたく涼しくはならないはずだから(気温26℃/路面44℃。予報は気温27〜28℃で、今日はそれより低い気温の日中に路面が47度に達していた)。だから、ウチらのダウンフォースはレース本番でのダウンフォースってことだと思います。今日の、このコンディションに対する最適化はされていなかった。

――最適化されてればいいってものでもない……ところが難しいですよね?

佐藤琢磨:まぁ、難しいですね。ガナッシとペンスキーは、そういう意味で今は明らかに僕らより速かったですね。

「マシンに不安はない。ちょっと重いという感じ」

――彼らより遅かったとはいえ、乗っていて不安を感ずるようなマシンにはなっていなかったということですよね。

佐藤琢磨:不安ではないけど、ちょっと重いし、かったるいなって感じはしました。ここらへんは難しいですね。かといってとトラフィックの中でものすごいハッピーでギヤボックスまで近づけてたかっていうと、全然そんなことなかったから。

――全体的にマシン同士の間隔は広かったように見受けられました。

佐藤琢磨:はい、そうなんですよ。かなり難しいレースになりそうですね。

「最初からウイングを軽くして、序盤から我慢して
というテキサスのような展開いいですが、リスクも大きい……」


――リヤ・ウィングの調整がピット・ストップで可能なシステムが装着されてますが、それの使用も必要な展開を考えていますか?

佐藤琢磨:考えてます。僕もここで1回使ったことがありますし、アンドレッティ・オートスポートも何度かやったことがあるということです。でも、動かすとしても1度ぐらいですかね。そんなに激しく動かすことはまずない。アレをやるとピット・ストップで1秒、2秒ロスする。すると、どうしてもトラック・ポジションが後ろに行っちゃうんですよ。だいたいの場合、ウィングはレース中に軽くして行きたい。でも、前に10台もいるようなトラフィックに入っちゃうと、軽いと上がって来れない。前にいる状態で軽くできればベストなんですけど、そうするのはなかなか難しい。結局、インディーでのフェルナンド(・アロンソ)みたく、前にいる時はいいけど、トラフィックに入ったら上がって来れない。前にいる時は軽い方が全然速い。そこがホントに難しい。最初から軽くして、序盤からずっと我慢をして……というテキサスみたいな展開がいいんだけど、アレはリスクも大きい。アクシデントに巻き込まれることもあるし、自分が飛んでっちゃう可能性だってあるから。軽いか重いかっていうと、重い方がリスクは少ないんだけど、最後に勝負に出る時には軽くないと厳しい。

――最終スティントがどんな長さになるかってことも影響するでしょう。展開とセッティングがマッチすることを期待します。

佐藤琢磨:ありがとうございます。

0 件のコメント:

コメントを投稿