2017年8月20日日曜日

2017 INDYCARレポート 第14戦ABCサプライ500 Day1 予選:速報! ポコノで佐藤琢磨がポール・ポジション

劇的なPP獲得を果たした琢磨をマイケル・アンドレッティが出迎える。 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

 ラストアタッカー佐藤琢磨、今シーズン2回目、キャリア7回目のPP奪取
 
 8月19日 ペンシルヴェニア州ロング・ポンド。ポコノ・レースウェイ=全長2.5マイル/トライアングル・オーバル
 2017年シーズンも500マイル・レースはインディアナポリス500マイルとABCサプライ500の2戦のみ。ポコノでの予選が今日、快晴の下で行われ、佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)が2連続ラップのアタックで219.235mphを記録してポール・ポジションを獲得を果たした。

P1キャップをかぶり喜ぶ琢磨 Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
「チームワークも機能してのポールポジション
スーパー・スピードウェイでは初めてなので嬉しい」


 今シーズンだとデトロイトでのレース2に続く2回め、キャリア通算だと7回目のPPだ。4カー・エントリーのアンドレッティ・オートスポートは、最初にアタックの順番が回って来たアレクサンダー・ロッシが1ラップ目にスピードを出せず、次に走ったマルコ・アンドレッティは2ラップとも完璧ではなかった。そして、3人目のアタッカー、2015年ポコノ・ウィナーのライアン・ハンター-レイはウォーム・アップ・ラップのターン3でクラッシュ! チームは暗澹たる空気に包まれていたが、最後のアタッカーとしてコース・インした琢磨が1ラップ目に220mph台を記録し、2ラップ目も219mph台にまとめてトップの座をシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)から奪う大逆転劇を見せた。風の強いコンディション下、トリムしたマシンでガッツある走りを披露したインディー500ウィナーにはファンからも熱い声援が贈られた。「スーパー・スピードウェイでのポール・ポジションは初めてだから嬉しい。今日は最後のアタッカーであったことが幸運でもあった。チームメイトのアレクサンダー・ロッシが走行情報をくれた。マルコ・アンドレッティとライアン・ハンター-レイは僕のすぐ前の順番だったので話すことはできなかったけれど。チームワークも機能してのPPだ」と琢磨は喜んだ。ピットに戻って来た琢磨をチーム・オーナーのマイケル・アンドレッティが笑顔で迎え、ヴェライゾンP1アウォードの撮影、記者会見と続いた。この後、夕方にプラクティス・ファイナルが行われる。
以上

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