2017年9月4日月曜日

2017 INDYCAR レポート 第16戦 インディカー・グランプリ・アット・グレン Race Day プラクティス・ファイナル:ウェット・コンディションでのプラクティス・ファイナル最速はセバスチャン・ブルデイ


Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ブルデイ、走ったタイミングも良くトップタイム

 ワトキンス・グレン・インターナショナルでの2017年ヴェライゾン・インディーカー・シリーズ第16戦は、どうやらウェット・レースとなりそうだ。
 決勝日の朝、午前9時から30分間行われたプラクティス・ファイナルは、曇り空とウェット路面で始まり、レーシング・ラインが乾いて行った頃に小雨が降り出し、それが若干だが強くなって路面を再び濡らし、スリック・タイヤで走れる状況にはならなかった。
 セッション序盤はカルロス・ムニョス(AJ・フォイト・エンタープライゼス)による1分49秒台がベスト。路面が乾いて行く中でスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)が1分47秒台に突入。1分46秒台を最初に記録したのはムニョス。1分45秒台にはポール・シッターのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が一番乗り。それをセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)が上回ってトップを奪い、セッション終了となった。



 ブルデイは10周をこなし、5周目に記録されたにベストは1分45秒9510だった。2番手のロッシは1分45秒9615(5周のみの走行)。3番手は最多の13周を走ったエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)。彼は予選6位だった。そして、ムニョスは4番手。シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が5番手。カストロネヴェスと同じ最多の13周を走ったマックス・チルトン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が6番手だった。
 それぞれが走ったタイミングによって路面の濡れ具合が違うため、このセッションでの順位にはあまり意味はないが、7番手はコナー・デイリー(AJ・フォイト・エンタープライゼス)。8番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。ポイント・リーダーで予選3位だったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が9番手。ディフェンディング・レース・ウィナーで、昨日の予選では2位だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)は10番手。

 予選4位の佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は17周を走って3番手。グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はそのすぐ後ろの14番手。ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は18番手で、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は19番手だった。予選で健闘し5位に入ったチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)は7周を走ったが最下位21番手のタイムしか出せなかった。

 琢磨は、「乾いて行く路面でウェット・タイヤはブリスターができてしまった。あのコンディションだが5周しか持ちませんね。決勝前にもう一雨来るみたいだから、ウェット・レースになるでしょう。自分たちのマシンは悪くないと思います」と話した。

0 件のコメント:

コメントを投稿