2017年9月17日日曜日

2017 INDYCAR佐藤琢磨コメント 第17戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Day 予選:「僕自身、今日は結構いい走りができたんじゃないかなって思います」

予選でターン7にアプローチする佐藤琢磨。Q1からQ3まで安定した速さを見せて予選ホンダ勢最上位に Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
佐藤琢磨、ホンダ勢最速の予選5番手に
 
 最終戦ソノマ。快晴。気温26度。北からの風……というコンディションで予選は行われ、佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)はQ1をジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)に次ぐラップ・タイム=1分16秒5644で4番手通過。続くQ2では1分16秒0497までタイムを縮めてシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、ニューガーデン、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)、パワーの後ろの、やはり4番手で通過。テストからずっとペース・セッターとなって来ているチーム・ペンスキーの4人に続く5番目に速いドライバーとしてファイアストン・ファスト6入り。もう一人のホンダ・ドライバー=スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)とQ3に臨んだ。そして、ホンダ勢最速となる予選5位となり(タイムは1分16秒2208)、ソノマでの自己ベスト・グリッド獲得を喜んだ。


Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大
「木、金、土とスムーズにスピードアップできています」

Jack Amano(以下――)ソノマでの予選5位は気持ちのいい成績ですね?

佐藤琢磨:ちゃんとした靴を履けば走れるってことですよ(笑)。まぁ、もう何年も「ソノマは好きだ」って言い続けて来たのに、どうしようもない予選とレースばっかりで……。 いや、レースはそんなでもないか、4位(2014年)と8位(2015年)があるから。でも、なかなかこう自分の気持ちがいい走りっていうのをここではできずに来てました。それは、ここのサーキットがすごくトリッキーだっていうこともあると思います。今年は木曜にテストがあって、4日連続で走れるという非常に珍しいパターンになっています。それで、チームとしても4台体制をフルに活かして木、金、土曜と非常にスムーズにスピード・アップをさせることができて来ています。僕自身もセッション毎に順位を上げ、最終的にソノマでの予選におけるベスト・リザルトを記録することができました。シーズン後半戦はずっと、スピードに関しては文句なしにホンダ勢のトップ・クラスにずっといることができていると思うので、そこは非常にチームと26号車のクルーたちを誇りに思います。そして、自分自身も最終戦に向けてはモーティベーションも上がっています。

「僕らのパッケージが不利と思われたロードコースで
ここまでのパフォーマンスを出せたのはチーム全体の力」

 
――ロードコース予選は3戦連続でファスト6入りですね。

佐藤琢磨:はい。オーバルも入れたら、ずっと予選で上位につけることができていますよね。ロードコースの予選に関しては、2010年みたいにね、(エンジニアの)ギャレット(・マザーセッド)と一緒に作り上げるクルマっていうのは、そういう可能性をいつも秘めているので、僕自身も今シーズンずっと楽しみにして来てたし、もちろんパッケージの違いで僕らが強かったり、そうでなかったりというのはレースではありましたけど、少なくとも厳しい戦いを今年も強いられるだろうと考えていたロードコースで、これだけのパフォーマンスを出せたっていうのはチーム全体の力だと思います。

 
――今朝のプラクティスではバランスが良くないということでしたが、予選に向けての変更は?

佐藤琢磨:微調整でした。大きくは変えてないです。一昨日から昨日にかけては大きく変えて、昨日から今日にかけては本当に微調整。それでクルマの完成度が上がって来ています。チームの4台が揃って常に上位にいたっていうのも、それを示していると思います。あとは誰がそうしたマシンを完璧に仕上げるかっていうところで、僕自身も結構いい走りが今日はできたんじゃないかなって思います。
以上

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