2018年9月1日土曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1 :ポートランドのプラクティス1最速はセバスチャン・ブルデイ

ブルデイ、前日のディクソンの最速タイムを更新
 全長1.964マイルのポートランド・インターナショナル・レースウェイで行なわれた公式プラクティス1回目、最速ランナーはセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)だった。このセッションを走ったのは24台。昨日のオープン・テストを走った25台の中からピエトロ・フィッティパルディ(デイル・コイン・レーシング)がブレーキ・トラブルのために走行できなかった。

2番手はディクソン、3番手にニューガーデン

 ブルデイがマークした最速ラップは57秒3975。昨日のベスト=スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の58秒3593を上回った。そのポイント・リーダー=ディクソンが2番手につける57秒4221をマークした。
 3番時計はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)の57秒5836。彼にはまだ大逆転タイトル防衛の可能性が残されている。
 4番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)。昨日のテストからの好調を維持し、アンドレッティ三世は57秒7114を記録した。
 ポイント3番手から逆転タイトルを目指すウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は57秒7663で5番手。
 ポイント2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は57秒7892で7番手。

4番手以下は8人がコンマ4秒内に収まる超接近戦
佐藤琢磨「ファスト6狙っていきます」


 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はロッシの後ろの8番手……だが、上位8人がコンマ4秒以内の僅差にいる上、4番手以下は超接近戦。マルコと琢磨の差は0.1秒にも満たない0.0801秒差!

 「気温が低く、路面が昨日のテストでできている状態でのスタートだったから、みんな速くなっていた。朝は速いんだよ。タイヤは新品だし。今朝は風もなかった。パーフェクト・コンディションだったね。僕らのクルマのセッティングの進歩も良かったんじゃないですかね。相対的に見てポジションをあげているし、前の方もほんのコンマ数秒の戦いになっているので。一番上の3人が少し速いみたいだけど。昨日と比べ、マシンはフィーリング的に良くなっているので、正常な進歩を遂げられましたね。金曜のプラクティス1回目がこんな感じでいつも始められたらいいよね。でも、これがだから結局、他のチームがテストに来ている時の感じなんだよね。ほら、ロード・アメリカは俺、いきなり4番手だったじゃない、あの時」と琢磨は話した。オーバーテイクが難しいという琢磨の印象は今日も変わっておらず、「まだ誰も抜いていないね。コーナーの平均速度がこのコースは速いから、なかなか前のクルマにピッタリと着いて行くのが難しいから、可能性としては勿論ターン1で抜けるだろうし、ちょっとうまく行けばターン7の入り口もある。でも、バック・ストレートは相手にプッシュ・トゥ・パスを使われちゃってイン側を閉められ、外側に追いやられちゃったら絶対に抜けない。プッシュ・トゥ・パスが自分に残ってて、相手に残ってないなら抜ける。でも、それだったら他のコーナーでも抜けるか。あとは、ターン1〜2で相手がミスした時。そうは言っても2コーナーから3コーナーの特性上、幅寄せされたら、ミスした人を相手にしてもチャンスとして活かせない気がする。結局、予選で前のポジションにいることが絶対に有利。ファスト6は狙って行きます。狙わないって作戦はないでしょ。全力で行きますよ」。
以上

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