2018年9月1日土曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド:チャンピオン争いの歴史

過去10年、シーズン残り2戦の状態で
ポイントリーダーが逃げ切れる確率は??

 チャンピオン争いの歴史を少々。この10年、残り2レースとなった時点でのランキング・トップとランキング2番手のポイント差とタイトル争いの結果を見ると……。

2008年:ポイント・リーダーだったスコット・ディクソンが43点差でポイント2番手だったエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)を下してチャンピオンに。
2009年:ポイント2番手だったダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)がライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)の25点リードを逆転してキャリア2度目のタイトル獲得。
2010年:フランキッティが17点リードしていたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)を打ち破り王座に。2年連続の逆転タイトル。
2011年:僅か5点の差だったがポイント・トップだったフランキッティが逃げ切りで3年連続チャンピオン。2番手に敗れたのは2年続けてパワー。
2012年:36点リードしていたパワーが、この年はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)に逆転される。
2013年:8点リードしていたカストロネヴェスがタイトルを取り逃がす。3度目のタイトルをディクソンが獲得。
2014年:39点のリードを持っていたパワーがカストロネヴェスを下して念願の初王座。
2015年:ポイント・トップはファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。9点差でポイント2番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。チャンピオンになったのは2戦を残して34点差の3番手にいたディクソン=4回目。
2016年:2番手につけるパワーに20点差をつけていたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が逃げ切りチャンピオン。
2017年:ディクソンに31点差をつけてトップだったニューガーデンが逃げ切り。

 今年のトップのポイントは以下。
トップ:ディクソン=568点
2番手:アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=542点/トップと26点差
3番手:パワー=500点/トップと68点差

 過去10年でポイント・リーダーの逃げ切りは半数の5回だけ。2番手の逆転が4回で、3番手以下がチャンピオンになったのは1回。さて今年は??
以上

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