2020年10月2日金曜日

2020 INDYCARレポート R12 インディーカー・ハーヴェストGP Day1 プラクティス1:プラクティス最速はアレックス・パロウ!

気温20℃以下と秋めいた気候の下、プラクティスがスタート
アレックス・パロウがトップ! 2番手はここを得意とするハーヴィー


 今年2回目となるインディアナポリスのロードコースでのレース、今日は午後2時過ぎからプラクティスが行われた。もう今日から10月。先週のインディアナポリスはまだ暖かだったが、今週は一気に冷え込み、今日もプラクティス中の気温はずっと20℃以下だった。そんなコンディション下、デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴーで走るスペイン出身ルーキー、アレックス・パロウが1分10秒1777でセッション・トップとなった。チームメイトのサンティーノ・フェルッチは1分10秒9701のベストで16番手だった。

 2番手につけたのは、マイヤー・シャンク・レーシングのジャック・ハーヴィー。昨年の5月にここで開催されたインディーカー・グラン・プリでキャリア初表彰台となる3位フィニッシュを記録している彼は、今年の6月に行われたGMRグラン・プリで予選2位と、インディーのロードコースとの相性が非常に良い。今回も1分10秒2773と、トップとコンマ1秒以内の僅差につける好タイムをマークした。

ハータ3番手、ディクソン4番手とホンダ勢が1〜4位をスウィープ
シヴォレー勢のトップは5位のチルトン!
 

ペンスキー勢トップはニューガーデンの10位


 一番最近のレース=ミッド・オハイオで優勝したばかりのコルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)が1分10秒3857で3番手だった。そして、チャンピオン争いでトップにいるスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が1分10秒4328で4番手。彼は6月のGMRグラン・プリのウィナーだ。

 プラクティスはホンダ勢の1−2−3−4。シヴォレー・トップとなる5番手はマックス・チルトン(カーリン)だった。彼はブラック・タイヤでずっとトップにつけており、このセッションでの自己ベスト=1分10秒4636をブラック装着で記録した。マシンの仕上がりは良いようだ。

 ポイント・スタンディング2番手につけ、逆転での2年連続チャンピオンの座を目指しているジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は、ブラックでの1分10秒5307がベストで6番手だった。彼のチームメイトたち、インディーのロードコースで3勝しているシモン・パジェノーとウィル・パワーは、それぞれ10番手と14番手だった。パジェノーは今年の6月にも3位フィニッシュを飾っている。


佐藤琢磨は20番手。レイホールは7番手
ヒンチクリフ、カストロネベスらスポット参戦勢はスロー・スタートに


 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は28周をこなし、ポジションは20番手だった。ベストはレッドで走った最終ラップ=1分11秒3829だった。チームメイトのグレアム・レイホールは7番手とまずまずの位置につけた。今年のGMRグラン・プリで2位フィニッシュしている彼は110秒6293のベストをマークしたのだ。

 今回急遽参戦のヴェテラン勢は、初セッションではまだ実力をフルに発揮できていない様子だった。AJ・フォイト・エンタープライゼスと来年度フル参戦の契約を結び、今年の残り3レースに出場することとなったセバスチャン・ブルデイは、1分11秒4799のベストで22番手。チームメイトを見ると、ダルトン・ケレットが奮闘して17番手につけ、チーム内のトップ(1分11秒14535)で、チャーリー・キンボールも1分11秒4539で21番手とブルデイよりポジションは上だった。
 オリヴァー・アスキューの代役としてスポット参戦しているエリオ・カストロネヴェス(アロウ・マクラーレンSP)は、1分11秒6269で23番手。チームメイトでランキング3番手につけているパト・オーワードは1分10秒6307を出して8番手だった。
 ザック・ヴィーチに代わってアンドレッティ・オートスポートのカーリン・ナンバー26に残り3戦で乗ることになったジェイムズ・ヒンチクリフも、1分11秒6575でブービー賞の24番手(最下位はやはりスポット参戦のセイジ・カラム=ドレイヤー&レインボールド・レーシング)。アンドレッティ軍団は、ハーヴィーの2番手がトップで、以下はハータ(3番手)、マルコ・アンドレッティ(11番手)、アレクサンダー・ロッシ(12番手)、ライアン・ハンター-レイ(15番手)となっている。
以上
 

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