2020年10月25日日曜日

2020 INDYCARレポート R14 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Day1 予選:ウィル・パワーが最終戦のポール・ポジション獲得

パワーは通算62回目となるポール・ポジション。インディーカー最多PP獲得も視野に入ってきた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

パワー、セント・ピーターズバーグで9回目のPP

 セイント・ピーターズバーグの予選といえばウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。彼は11回の出場で8回もポール・ポジションを獲得して来ている。開幕戦のはずが紆余曲折あって初秋の開催となっても、彼のスピードに揺るぎはなかった。セイント・ピートでの9回目、今シーズン5回目、キャリア62回目のPP獲得がなった。伝説のドライヴァー、マリオ・アンドレッティの持つインディーカー・レコード=67PPまでパワーはあと5つに迫った。今年と同じペースを保てれば、彼は来年、インディーカー史上最多のPP獲得ドライヴァーとなる。



手応えを語るパワー「本当に良いラップにできた」

 「悪いタイヤに当たったのかとも思っていたが、本当に良いラップにできた。思い切りアタックした。いつも予選では1レヴェル・アップした走りができる。それを行えるのは1週末に1回だけだが、私はそれが大好きなんだ。マシンから最大限の力を引き出し、完璧なものを作り上げる。私はそれを25年間追求し続けて来ている」とパワーは語った。

予選2位以降にAA軍団が4人!

 予選2位はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)。彼はパワーに0.1361秒もの差をつけられていた。3位はコルトン・ハータ((アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)、4位はジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)、5位はジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング)とアンドレッティ軍団が4人並んだ。彼らのパフォーマンスも素晴らしかったが、パワーただ一人がそれを上回った。予選6位はパト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)だった。

チャンピオン争いの二人はファスト6進出できず
ディクソン11位、ニューガーデンも8位に


 チャンピオン争いをする二人、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)とジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は、予選で苦戦を強いられていた。特に、ポイント・リーダーで6回目のタイトル獲得のチャンスを迎えているディクソンは、予選11位に甘んじた。しかし、そのチャンスをニューガーデンは活かせなかった。彼もまたファスト6進出を逃し、予選結果は8位だったのだ。二人のポイント差は32点。ニューガーデンとしてはPP獲得で1ポイントを手に入れたいところだった。

「相手が1ポイントを獲得できなかったことは
大きなアドバンテージになる」とディクソン


 「Q1とQ2でレッド・タイヤのパフォーマンスに違いがあった。Q2では最後のラップでコーナーを曲がる毎に、より高いグリップが感じられた。あと1周走れていたら、もっと好いタイムが出せていただろう。相手がボーナス1点を獲得できなかったことは、自分たちのタイトル獲得に向けて大きな助けになる」とディクソンは話した。

ニューガーデン「Q2に向けて行ったマシンの変更が裏目に」
「このポジションからでも優勝は可能!」


 ニューガーデンの結果がどうあれ、明日のレースでディクソンが11位以上でフィニッシュすれば、彼のタイトル獲得が決まる。ニューガーデンは2019年のセイント・ピートで2番手スタートから優勝しているが、今回のグリッドは8番手と厳しい位置になる。
 「Q2に向けてマシンを少し変更したが、それが良くなかった。マシンの力をフルに引き出すことができなかった。マシンは滑っていたし、ラップもクリーンなものを完成させることができなかった。それができていたら、まだ良かったかもしれない。今回は私自身が仕事をきっちりこなせなかった」とニューガーデンは悔しがっていた。しかし、「8番手からだって優勝は可能だ。少々自分たちに厳しい条件を課すことになってしまったけれどね」と2019年チャンピオンはシリーズ連覇、そして3回目タイトルへの意欲を話した。

佐藤琢磨、Q1敗退し予選13位に
「明日のウォームアップでいろいろチェックしたい」


 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はプラクティスで4番手だっただけに、Q1敗退での予選13位は悔しい結果だ。「プラクティスを順調に終え、もう少しマシンを速くしようとセッティングを変えたんですが、いまいちスピードの乗りが悪かったですね。自分としてはそれでも全開でアタックしました。その結果、壁に擦ってしまって、その影響でベスト・ラップがコンマ1秒とかロスしてしまいました」と琢磨は話していた。「明日は珍しくウォーム・アップがあるので、そこでタイヤのことなどいろいろチェックをして、いいレースを戦いたいと思います」。

 

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