2022年5月19日木曜日

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 Day2 :プラクティス2日目は雨で走行なし

12:00に走行開始となるはずだったこの日のプラクティスは雨でスタートが延期され結局キャンセルに Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski) クリックして拡大


 2016年以来6年ぶりの雨によるプラクティス中止に


 インディー500に向けたプラクティス2日目、インディアナポリスは朝から曇り空が広がっていた。
 走行予定は正午から午後6時まで。6時間もの長いプラクティスが行われる予定だったが、正午を目前にして小雨が降り始め、しばらくするとコースを濡らすのに十分な量の雨が降った。
 雨はその後も強くは降らないが止むこともなく、午後3時を回ったところでインディーカーから「今日は走行なし」との発表があった。インディ500プラクティスの雨天による中止は2016年の5月17日以来という。

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1日の走行が流れて予選まで残された走行は2日間
決勝用セッティングの時間にも大きな制約に


 今年のプラクティス・スケジュールは火曜日開始で4日間。予選前日の金曜日はターボのブースト圧を上げたハイパワー仕様で走る日で、予選終了後に月曜と金曜の2回走行の機会があるとはいえ、以前より大幅に少なくされているプラクティス時間が、雨によって1日分=6時間まるまる吹っ飛ぶ影響は小さくない。合同テスト2日間と昨日の公式プラクティス1日間、この限られた時間をどれだけ有効利用できたかが大きくものを言う展開になっている。

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 佐藤琢磨陣営=デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRは昨日の午前中のプラクティスでマシンに異常があり、4周しか走れなかった。まったく何もできなかったと言っていい。それが午後にはマシンが安心して走れる状態にされ、トップタイムをマークするところまで一気に挽回した。昨日が周回数の非常に少ない1日となっていたら、かなりの窮地に追い込まれていたところだった。
以上

1 件のコメント:

  1. いろいろな背景があっての現在のスケジュール配分だということは理解していますが… 全車が全力で争う究極のモーラースポーツとして,残りの日程が好天に恵まれますように〇 ひきつづきレポート楽しみしております.

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