2022年7月2日土曜日

2022 INDYCARレポートR9 ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ Day1 プラクティス1:ジョセフ・ニューガーデンがトップ

Photo:Penske Entertainment (Chris Owens) クリックして拡大

 前戦優勝のニューガーデン、ミッド・オハイオでも好調を維持


 ロード・アメリカでシーズン3勝目を挙げたジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が1週のインターヴァルの後のミッド-オハイオでも好調を維持、最初のプラクティスで最速ラップとなる1分07秒0549をマークした。

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真夏の気温の中で始まったプラクティス
セッション終盤にパロウを引き離しトップタイム


 午後3時半に始まったプラクティスは気温が33℃と高く、路面温度も48〜52℃と高かった。セッション終盤にレッド・タイヤを装着した昨年のミッド・オハイオ・ウィナーであるニューガーデンは2番手となった昨年度チャンピオンのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)に0.2061秒もの差をつけてみせた。パロウのベストは1分07秒0549だった。
 3番手はフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)の1分07秒3171。4番手はインディー500ウィナーで現ポイント・リーダーのマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の1分07秒3720。5番手はコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)の1分07秒4998だった。


ニューガーデンはレッドとブラックそれぞれでベストタイム
「高温のためグリップが低くドライヴィングが難しかったが
マシンの仕上がり自体には満足している」


 「暑かった。今も体が熱を帯びている。僕はコクピットでそんなに暑さを感じない方なのに、今日の暑さは少々異常で、クルマの中で焼かれているかのように感じていた。セッション終了と同時に大急ぎでマシンから降りた」と汗びっしょりのニューガーデンはレーシンススーツを上半身だけ脱いで記者たちの質問に答えた。「マシンのフィーリングは上々だった。高温のために路面のグリップは非常に低くなっていた。おかげで今日のマシンはドライヴィングが難しかった。タイヤの温度を適温まで上げるのに時間がかかっていもいた。ファイアストンが持ち込んでいるタイヤは昨年ここで使ったものとは違っており、温度を上げるのに時間が必要だった。レッドのグリップは去年のものより少し低いと感じた。それは気温や路面温度に影響されてのことかもしれない。自分としてはマシンの仕上がり自体についてはハッピーだ」とニューガーデンは上機嫌で語った。彼がブラック・タイヤでマークしたベスト=1分08秒0778はブラックでの今日の最速ラップだった。ブラックとレッドの両タイヤで最速ラップを記録したのだ。さらに、ニューガーデンはレッドでの自己ベストの翌周もアタックを続けており、1分07秒0936をマークしていた。これは2番手に来たパロウのベストを上回るもの。今週末のニューガーデンは考え得るベストのスタートを切ったと言える。

佐藤琢磨、セッション序盤コースアウトもあったものの15位
チームメイトのマルーカスは8位と健闘!

マルーカスはセッション終盤まで2番手をキープし、最終的に8番手と安定した速さを見せた Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)は1分07秒8270のベストで15番手だった。走り出してすぐに高速のターン1でコース・アウト。アンダーカウルなどにダメージを受けたためにピットで長い時間を過ごしていたが、セッションの残り時間が18分ほどとなってからコースに復帰。ブラックで走り出し、レッド装着でも走って自己ベストを記録した。ルーキーのチームメイト、デイヴィッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズHMD)はブラックで好タイムを出し、レッドでも1分07秒5361の自己ベストをマークし、ルーキー最速となる8番手につけた。デイル・コイン・レーシングはロード・アメリカでのレースが終わってすぐにミッド・オハイオでテストを敢行。その成果が現れていたようだ。


「テストではちゃんとした比較テストができた」と語る琢磨
「コースアウトしましたが最後にレッドも試せてよかった」

 琢磨は走行後、「ミッド・オハイオのテストに他チームは用意が間に合わなかったようで、悪天候に見舞われそう……という予報も影響したのか、走ったのは自分たちの2台だけでした。木が倒れていたり、冠水したり、落ち葉で覆われていたり……というコンディションでちゃんと走り出せたのは午前中の遅くからでしたが、レースウィークエンドにはなかなか行えない、ちゃんとした比較テストを行いました。今年の自分たちは開幕前にセブリングで一度テストをしただけでしたから。あの時はストリート用のテストで、ロードコース用に色々テストをしたいと話していたことがあって、それを試すことができました。ミッドオハイオはコンディションが目まぐるしく変わるコースなので、今日もそういう感じのセッションになっていました」と話した。「スピンしたのはリヤが急に流れてしまったからでした。時間を大きくロスしましたが、最後にコースに戻り、レッドタイヤのテストもできたのは良かったですね」。1セット多いルーキーたちなら30周以上、ルーキー以外でも20周を走ったドライヴァーがほとんどだった中、琢磨は16周と周回数が少なめだったが、15周目に自己ベストをレッドでマークした。マシンのベースは良く、ダメージはなんとか最小限に抑えた、という走行初日となった。

 ポイント・スタンディング2番手につけているウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は1分07秒7623で14番手。ポイント4番手のパト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)は1分07秒5263で6番手。ポイント6番手の6タイム・チャンピオン=スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)はミッド・オハイオで6勝を挙げている。今日の彼は1分07秒5609のベストで9番手につけた。

以上

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