2022年7月3日日曜日

2022 INDYCARレポート R9 ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ :Day2 プラクティス2:最速はコルトン・ハータ

 

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 プラクティス2は気温が下がりコンディション一転
いたるところでコース・オフが多発し赤旗でセッション終了

 昨日のプラクティス1は蒸し暑いコンディションだったが、今朝のプラクティス2は涼しく快適な気候下で行われた。空は昨日と同じく快晴だったが、気温は21~23℃、路面温度も31~36℃と低かった。
 このようなコンディションの変化も影響してか、プラクティス2ではコース・オフするマシンが続出した。エリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)、デヴリン・デフランチェスコ(アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート)、ジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、デイヴィッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズHMD)、コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)、ジャック・ハーヴィー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、ダルトン・ケレット(AJ・フォイト・エンタープライゼス)、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がコースから外れたが、その場所はヘアピン状のホースシュー、長いコーナーのカルーセル、バックストレッチの後のS字セクションなど様々だった。最初の赤旗は走行開始から37分ほどが経ったタイミングでのケレットによるコース・オフで出され、パワーは走行終了6分前にコース・オフしてエンジンをストールさせて二度目の赤旗を出し、そのままセッションは終了となった。

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ハータ、ブラック・タイヤで最速ラップ
パワー、ニューガーデンのペンスキー勢が2、3位


 2回目の赤旗が出される直前、ハータが1分07秒0275の最速ラップを記録した。昨日の暑い最中でレッド・タイヤ装着で出されたベストよりも、今朝の涼しいコンディション下でのブラック・タイヤ装着での方が速かったのだ。

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 2番手はコース・オフする前のラップで1分07秒0309を出したパワーのものとなった。トップのハータとの差は0.0034秒しかなかった。3番手は昨日最速ランナーだったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)の1分07秒0614。こちらもトップとの差は0.0339秒と非常に小さかった。

初日から好調を維持するマルーカスが4番手に
しかし佐藤琢磨は赤旗の影響もあり22番手にとどまる

 4番手には昨日も奮闘していたルーキーのマルーカスが食い込んだ。彼のベストは1分07秒0978で、トップのハータと0.07703秒の僅差だった。5番手はディフェンディング・チャンピオンのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)=1分07秒1512。6番手以下にはリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)、パト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)、スコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が続いた。

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 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)のベストは1分08秒3601で、ポジションは22番手だった。セッション開始時には昨日のスピンで傷めたタイヤで走り、セッション中盤は2セット目のタイヤでセッティングを調整。仕上がりが向上したところで3セット目を投入したのが残り時間が10分を切ったところだった。ここで一気にタイムを削って……という思惑だったはずだが、パワーのコースオフによって実力をフルに発揮するチャンスは与えられなかった。

「このセッションでは後手にまわってしまいました
予選はコンディションにうまく合わせていきたい」


 「昨日から変更した部分を確認し、コンディションに合わせ込んで行くことにトライしていたんですが、今のセッションでは常に追いかけている感じでした。先手を打てておらず、後手に回ってしまっていたので、予選ではコンディションにマシンをうまく合わせて行きたいと思います。最後にニュータイヤで出て行ったんですが、赤旗で好タイムを出すところまで行けませんでした。タイムを出すまでにブラック・タイヤだと3周ぐらいかかるので。予選は間違いなくレッド・タイヤの方が速いと思います。もちろん最初はブラックでピットから出て行くことになるとは思いますが……。レッドだと2ラップ目からいいタイムが出せると思います。でも、ベストは3周目になるんじゃないかな?」と琢磨は話した。
 トップ5入りするタイムを出していたマルーカスと情報交換をすることで予選用マシンは琢磨のものも良くなることが期待される。

仕上げてきたペンスキー勢に対してアンドレッティ軍団は
メイヤー・シャンクの2人含めハータ以外はもうひとつ

NASCARでもおなじみ、人工芝メーカー、フォエバーローンのカラースキームで登場したグロジャン Photo:Penske Entertainment (Matt Fraver)クリックして拡大

  ペンスキー勢はプラクティス2で3人全員がトップ10入りしており、仕上がりレベルが高いことを伺わせていた。今週彼らに対抗できそうなのはアンドレッティ軍団だが、このセッションでハータがトップだったものの、ロッシは10番手、ロマイン・グロジャンは12番手と今ひとつ。提携しているメイヤー・シャンク・レーシングはカストロネヴェスが14番手でシモン・パジェノーが17番手と、いずれもミッドオハイオでの優勝経験を持つドライバーだが、さらに苦戦気味だ。
 ホンダ勢の筆頭であるはずのチップ・ガナッシ・レーシングも、パロウが5番手につけてはいるものの、ディクソンは9番手で、マーカス・エリクソンは15番手だった。マクラーレン・コンビもオーワードが7番手、フェリックス・ローゼンクヴィストが16番手だった。
 エド・カーペンター・レーシングのヴィーケイは今年のバーバー・モータースポーツ・パークでポールポジションを獲得しているが、ミッドオハイオでもマシンはなかなか良い様子で、昨日は16番手だったが、今朝は6番手に食い込んだ。コロンバス・エリア出身で、ミッドオハイオで勝ったこともあるグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、21番手に沈んでいる。ルーキーのクリスチャン・ルンドガールドによる13番手がチーム・トップで、ハーヴィーが18番手。本来ならチーム内で最速であるはずのレイホールが大苦戦を強いられている。AJ・フォイト・エンタープライゼスもカイル・カークウッドの20番手がベストと、これまでのところパフォーマンスは芳しくない。
以上

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